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1980年代に一世を風靡し、総売り上げ6800万部を誇るあだち充の代表作にして青春アニメの金字塔を、「ロボコン」「世界の中心で、愛をさけぶ」の長澤まさみ主演で実写化。甲子園出場を夢見る双子の兄弟・達也と和也、ヒロインの南が織り成す微妙な三角関係と青春を描く。
双子の兄弟、上杉達也(斉藤祥太)と和也(斉藤慶太)、そして隣に住む浅倉南(長澤まさみ)は2つの家の中庭にある勉強部屋で、まるで家族のように育った幼なじみ。スポーツ万能で成績優秀な弟の和也に比べ、兄の達也はあくまでマイペース。
和也は好きな南の夢を叶えるために野球部のエースとして活躍し、それをマネージャーとして見守る南。そんな2人を傍目で見る達也も実は南のことを想っていた。そして甲子園出場をかけた西東京大会。明青学園は順調に勝ち進むが、待ちに待った決勝戦の朝、和也は交通事故に遭い……。
長澤まさみの長澤まさみによる長澤まさみのための映画。といっても決して悪い意味ではなく、それだけ長澤まさみの魅力が溢れているということ。TVアニメ放送時、ニュース番組でマネージャーを取り上げた「南ちゃんを探せ!」という企画ができるほどの人気で、野球部員の憧れの的だったヒロインの南役を、女優オーラ全開で爽やかに好演している。
達也ことタッちゃんを演じた斉藤祥太、弟のカッちゃんこと和也を演じた斉藤慶太も大健闘。ほかにも風吹ジュン、宅麻伸、本田博太郎、小日向文世、徳井優、若槻千夏らが脇を固めている。「ジョゼと虎と魚たち」「メゾン・ド・ヒミコ」、ドラマ「愛と死をみつめて」などで知られる犬童一心がメガホンをとり、登場人物の心理描写をキメ細やかに表現。
タッちゃんと南の初々しいファーストキスや、南の雨の中での号泣シーン、タッちゃんとライバルの強打者・新田の真っ向勝負など、原作ファンには嬉しいアニメの名場面や名ゼリフもてんこ盛り。
2枚組スペシャル・エディションには“南ちゃん対談”として長澤まさみとアニメ版「タッチ」の南ちゃんの声優、日高のり子の対談や、60分に及ぶメイキング、未公開シーン、舞台挨拶などの特典を収録。初回版のみ豪華デジパック仕様。本編ディスクのみのスタンダード・エディション(3990円)も同時リリース。
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