レビュー
ブレ補正+大型液晶+スタミナの“優秀”薄型機――サイバーショット「T30」(1/5 ページ)
一時期「薄さ」以外の個性に欠けて低迷していた“サイバーショット”Tシリーズだけれども、2005年秋の「DSC-T9」(以下、T9)ですっきりと復活したもよう。シンプルだけど個性的なデザインで、薄くて軽く、屈曲光学系ながら光学式手ブレ補正を搭載し、ISO640までの高感度に対応と、これだけやって売れなかったらどこか別のとこに問題があるんだろう、というくらいのモデルだったからだ。
性能面のみならず、前面のシュタッと下に落ちるレンズカバーがバネの具合も含めてなかなか気持ちよく、気軽に使えて持ち歩きに困らないデジカメとしてよくできてたのである。
だがしかし、春になり、各社2006年春モデルが揃ってもサイバーショットは廉価版の「DSC-W30」ひとつを発表しただけで、フォトイメージングエキスポにも出展せず、サイバーショットの新型は出ないの? って声がではじめてた。
そんな中で登場したのが「DSC-T30」(以下、T30)である。以前、「DSC-T33」というモデルがあったのでちょっと紛らわしいが、それとはまったく無関係の、T9の上位……というか、ちょっとテイストを変えたモデルだ。よって、基本的にはT9のコンセプトをそのまま受け継いでいる。
前面のレンズカバーが大きくなったが、これはこれでバランスもよく安定感がある。カバーの開閉や指1本で気持ちよくできるので、相変わらず撮りたいときにすぐ撮れる感がいい。
ただ、T9に比べて一回り大きくなった。ひとつめの理由はモニター。T9は2.5インチだったがT30は3.0インチとモニターが巨大化したのである。3.0インチだが屋外でも見やすくて視野角も広いクリアフォト液晶プラスを継承。
ふたつめの理由はバッテリー。バッテリーがT9の2.4Whから4.4Wh(約1200mAh)と大きくなり、電池の持ちはCIPA規格で約420枚とぐんと上がった。
モニターが大きくて長時間バッテリーになったのである。このふたつが一番の違いだ。
もちろん性能面での違いもある。
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