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イッツ・ショータイム! 伝説の刑事がヨコハマに帰って来た――「まだまだあぶない刑事」新作DVD情報

» 2006年04月17日 06時30分 公開
[本山由樹子,ITmedia]

まだまだあぶない刑事 通常版

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(C) 2005「まだまだあぶない刑事」製作委員会

 「アブデカ」こと「あぶない刑事」は1986年10月5日、バブル全盛期に日本テレビ系列でスタートし、瞬く間に人気を獲得。その後、再シリーズ化、5本の劇場版とテレビスペシャルなどが制作された。ゴージャスにカッコよく決めるダンディ鷹山とセクシー大下のキャラクターはそれまでの刑事もののイメージを払拭し、一大ブームを巻き起こす。ユーモアたっぷりなコンビネーションはそのままに、渋みを増したタカ&ユージが7年ぶりにカムバック!

 韓国・釜山港で、韓国マフィアとアメリカのブローカーによる、高性能の小型核爆弾の闇取引が行われていた。そこに現れたのは、7年前にタンカー爆撃でサングラスだけを残し、行方不明になっていた鷹山敏樹(舘ひろし)と大下勇次(柴田恭兵)。実は2人は潜入捜査を行っていたのだ。日本に持ち込まれた小型核爆弾を追って、7年ぶりに横浜に舞い戻ったタカとユージ。その風景はガラリと変わり、「港署はどこに?」なんてキョロキョロするも、久々の横浜を満喫。優雅にお茶を楽しんでいたところ、銃撃戦に巻き込まれてしまう。

 そこに港署の新人、パソコンマニアの水嶋修一(佐藤隆太)と、銃マニアの鹿沼渉(窪塚俊介)が突入。タカとユージは手錠をかけられ、連行された場所は港署捜査課だった。署内も世代交代が進み、すっかり様変わりしていた。そんな中、7年前に逮捕した凶悪犯、尾藤(田中哲司)が脱獄したのを知る。尾藤は自分を売った裏切り者を次々と抹殺。水嶋や鹿沼とともに捜査に乗り出すタカとユージだったが、元上司で現・神奈川県警本部長の深町(小林稔侍)に、核爆弾横領の嫌疑をかけられ、監禁されてしまう。冗談じゃない! 逆境に強いイイ男2人、さぁて、どうする、タカとユージ!?

 主演の舘ひろし、柴田恭兵はもちろん、おなじみ港署のレギュラー陣が勢ぞろい。とはいえ、後輩だった町田透(仲村トオル)は捜査課長、真山薫(浅野温子)は少年課課長、少年課課長だった松村優子(木の実ナナ)は署長、深町署長(小林稔侍)は県警本部長と、みんな出世し、時の流れを感じさせる作り。新メンバーとして佐藤隆太、窪塚俊介、水川あさみが扮している。薫のコスプレ三昧、課長に昇進した町田も2人の前ではただのトロい動物などなど、昔のファンにとっては、このあたりも楽しめる。

 今回の見どころのひとつは、旧世代となってしまったタカ&ユージと、新世代IT刑事との違い。データ分析を緻密に行い無駄な動きは一切しない若手に対し、自分の足とカンだけを頼りにマイペースに独自の捜査を貫くタカとユージに親近感がわく。

 手を放したままハーレーにまたがり、銃を乱射するタカ。華麗に空中を舞いつつ敵を撃つユージ。もちろんノースタント! ちょい悪オヤジを地でいく2人のアクションはまだまだ健在!

 DVDは通常版と特典ディスク2枚をプラスした豪華版でリリース。本編はコメンタリー付きで、後者はプロダクションノート付きメイキング映像集、消えたアドリブ集、インタビュー集、記者会見&舞台あいさつ、赤レンガ倉庫トークショー、渋谷トークショーなど約5時間40分もの特典を収録。60ページの豪華ブックレットも封入。

 

関連サイト:http://www.abudeka.jp/(公式サイト)

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まだまだあぶない刑事 通常版
発売日 2006年4月21日
価格 4725円
発売元 バップ
販売元 バップ
スタッフ 監督:鳥井邦男/脚本:柏原寛司、大川俊道
出演 舘ひろし、柴田恭兵、浅野温子、仲村トオル、佐藤隆太、窪塚俊介、ベンガル、山西道広、水川あさみ、原沙知絵、木の実ナナ、小林稔侍
上映時間 108分(本編)
製作年度 2005年
画面サイズ ビスタサイズ・スクイーズ
ディスク仕様 片面2層
音声 (1)ドルビーデジタル/2.0ch/日本語 (2)ドルビーデジタル/5.1chサラウンド/日本語 (3)コメンタリー
特典 予告編/TVスポット集/コメンタリー(鳥井邦男監督&近藤プロデューサー)

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