パイオニアは4月18日、ホームシアターシステム「Smart theater」シリーズの新製品4モデルを発表した。全モデルに自動音場補正システム「MCACC」を搭載。またワイヤレスリアスピーカー採用モデルやフロントサラウンド対応モデルなど、バラエティに富んだラインアップを用意した。
型番 | システム概要 | 価格 | 発売日 |
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HTZ-555DV | 5.1chアンプ搭載DVDプレーヤー、5.1chスピーカー(リアはワイヤレス)、リモコン | 6万5000円前後(オープン) | 5月下旬 |
HTZ-353DV | 5.1chアンプ搭載DVDプレーヤー、5.1chスピーカー、リモコン、フロントサラウンドアタッチメント(※1) | 5万円前後(オープン) | 5月下旬 |
HTP-S707 | 5.1chアンプ&FM/AMチューナー搭載サブウーファー、5.1chスピーカー(リアはワイヤレス)、トランスミッター、リモコン | 9万4000円 | 5月下旬 |
HTP-S303 | 5.1chアンプ&FM/AMチューナー搭載サブウーファー、5.1chスピーカー、リモコン、フロントサラウンドアタッチメント | 4万5000円前後(オープン) | 5月下旬 |
「HTZ-555DV」「HTZ-353DV」の2モデルは、5.1chアンプを内蔵したDVD/CDレシーバーに5.1chスピーカーを組み合わせた。サラウンドフォーマットは、ドルビーデジタル、ドルビープロロジックII、DTS、MPEG-2 AACをサポート。またフロントのUSB端子を使ってUSBメモリなどに記録されたMP3、WMA、MPEG-4 AAC、JPEGといったデータを再生することも可能だ。
一方の「HTP-S707」と「HTP-S303」は、5.1chアンプとFM/AMチューナーを搭載したサブウーファーを中心に据えた省スペースモデル。やはりドルビーデジタル、ドルビープロロジックII、DTS、MPEG-2 AACのデコーダーを内蔵しており、手持ちのDVDレコーダーやテレビと組み合わせるだけでホームシアターシステムが完成する。
リビングルームシアターを構築する際に課題となるリアスピーカーの配線をなくした点も新製品の特徴だ。「HTZ-555DV」と「HTP-S707」の2モデルは、2.4GHz帯を使用するワイヤレスリアスピーカーを採用し、「HTZ-353DV」と「HTP-S303」ではリアスピーカーをフロントスピーカーの上に設置する「3スポットフロントサラウンド」をサポートした。もちろん、リアスピーカーをリアに配置する一般的な5.1ch構成も可能だ。
4モデル共通の仕様として、付属したセットアップマイクを使い、各スピーカーの音量や距離、音質などを手軽に調整できる「MCACC」(Multi-Channel Acoustic Calibration System)、MP3やWMAなどの圧縮音楽を独自アルゴリズムで高音質化するという「サウンドレトリバー」機能、同社製プラズマTV“ピュアビジョン”と接続するためのSR+端子などがある。SR+端子を使用すると、たとえばホームシアター側の電源をオンにするとテレビ側の入力が切り替わり、テレビ内蔵スピーカーが消音モードになるといった連携が可能。また「HTP-S707/S303」では、ホームシアターの基本操作をテレビ画面に表示できるという。
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