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インタビュー
» 2006年04月26日 21時23分 公開

イッツコムに聞く“HitPot”の展開と見通しインタビュー(1/2 ページ)

イッツ・コミュニケーションズは、神奈川県内に基盤を置くYOUテレビ、横浜ケーブルビジョン、横浜テレビ局と共同で、HDD内蔵STB「HitPot」を展開すると発表した。その背景と見通しについて、カスタマー営業本部長を務める渡辺功常務に話を聞いた。

[芹澤隆徳,ITmedia]

 東京でも人気路線として知られる東急沿線でケーブルテレビを展開しているイッツ・コミュニケーションズ。同社は4月中旬、神奈川県内に基盤を置くYOUテレビ、横浜ケーブルビジョン、横浜テレビ局と共同で、HDD内蔵のセットトップボックス「HitPot」(ヒットポット)を展開すると発表した。4社は、HitPotを共通ブランドとして位置付け、実際には松下電器産業製の「TZ-DCH2000」を採用する。HitPot導入の背景と展開の見通しについて、イッツコムのカスタマー営業本部長を務める渡辺功常務に話を聞いた。

photo 250GバイトのHDDと64CAMダブルチューナーを搭載したTZ-DCH2000。そのDIGAライクな外観と合わせ、“HDD内蔵STB”というより“STB内蔵レコーダー”という趣だ

――今回の発表は、4社共同という形で行われました。その経緯を教えてください。

 「この4社はサービスエリアが近いこともあり、以前から定期的に集まって業情報交換や問題提起を行っている、いわば“ご近所の情報交換会”なんです。今でも毎月1回程度は集まる機会を設け、番組の共同制作など日常的にサービスの連携を図っています」

 「HDD内蔵のSTBは、録画という点でユーザーの利便性を向上させるものですから、できれば馴染みの良い言葉で浸透させたい、ということで一致しました。そこで“HitPot”という愛称を付け、4社協同で展開することになったのです」

――HitPotとは、どのような意味でしょう。

 「Hivision(ハイビジョン録画)、i.Link(によるライブラリ化)、Twinチューナー(2番組録画対応)という頭文字を合わせて“Hit”。そしてハードディスクは“何でも入るバケツのようなもの”と捉え、“HitPot”という名称になりました」

 「今回は松下電器産業のTZ-DCH2000を採用していますが、HitPotは同製品に限りません。われわれとしては、単なるSTBの機能を超え、CATVの放送サービスにリンクしたものだと考えています」

――6月のサッカーW杯を目標に導入を進めると聞いていますが、具体的なスケジュールを教えて下さい。

 「現在は、最終的な詰めの作業を行っているところです。5月の中旬頃には発表できると考えています」

 「実は、3月下旬に多チャンネル放送サービスのユーザーを対象として、HDD内蔵STBに関するアンケートを実施しました。これは仮申し込み以前の段階――導入意向を訊ねるといった主旨だったのですが、千数百通もの回答があり、HDD内蔵STBに対する期待の高さを感じました」

 「そうした経緯もあるので、導入にあたっては、まず導入の意向を示した既存ユーザーにお知らせして、その後で広告活動を行う方針です。松下電器産業は5月下旬にTZ-DCH2000の出荷する予定ですから、W杯までには導入を始めることができます。ただ、ロケットスタートは難しいでしょうね」

――それは何故ですか?

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