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東芝、DVDレコーダーの新ブランド“VARDIA”立ち上げ(1/2 ページ)

» 2006年05月16日 19時16分 公開
[芹澤隆徳,ITmedia]

 東芝は5月16日、デジタル放送対応HDD&DVDレコーダーの新ブランド「VARDIA」(ヴァルディア)を発表した。あわせて、デジタルハイビジョン番組の「W録」(2番組同時録画)が可能な「RD-XD92D」と「RD-XD72D」の2製品をリリース。5月下旬に発売する予定だ。

photo 新ブランド「VARDIA」と新製品の「RD-XD92D/72D」。中央は東芝デジタルメディアネットワーク社デジタルAV事業部の豊原正恭事業部長

 VARDIAは、“Value Added Researched and Developed Intelligent Architecture”の頭文字をとった造語で、「知的な進化を続けるプラットフォームとしての思いを込めて命名した」(東芝デジタルメディアネットワーク社デジタルAV事業部の豊原正恭事業部長)。また、VARDIAの中央には馴染み深い“RD”の文字が隠れているという。「RDのロゴを残したのは、より価値の高いRDシリーズを開発していくという意志の現れだ」(同氏)。

photo 「RD-XD92D」。前面が直線的に傾斜するデザイン

 新製品の「RD-XD92D/72D」は、デジタル放送×デジタル放送、あるいはデジタル放送×アナログ放送の2番組同時録画が可能な「デジタルW録」機だ。地上デジタル/BSデジタル/CS110度のデジタルチューナーを各2つと、アナログ地上波の計7チューナーを搭載し、スカパー!連携機能も備えた。

 両機種は基本的に同一デザインで、違いはHDD容量とi.Link端子(後述)の有無だけ。600GバイトHDD搭載のRD-XD92Dは16万8000円前後、400GバイトのRD-XD72Dは13万8000円前後で販売される見込みだ(価格はオープンプライス)。

photo デジタルチューナーが2つになり、土星の表示(TS2)が追加された(左)。上位モデルのRD-XD92DはDV入力を前面右側に装備

 DVDドライブは、DVD-R/-RW/RAMの記録をサポート。書き込み速度はRAMが5倍速、-Rが16倍速、-RWが6倍速と従来モデルと同等ながら、DVD-R DLのCPRM対応メディアの記録に対応したことで、デジタル放送番組の長時間保存が可能になった。

 また、新たにアップコンバーターを搭載。DVDメディアに記録した番組でもD3/D4解像度でテレビに出力できる。HDMIだけでなく、D端子接続時にも利用可能だ。

photo 「RD-XD72D」。基本的に同一デザインで、スペック上の違いはHDD容量とi.Link端子の有無だけ。外観は前面下部の色が若干異なる
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