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» 2006年05月31日 23時58分 公開

麻倉怜士の「デジタル閻魔帳」:大画面時代のスピーカーの選び方 (4/4)

[西坂真人,ITmedia]
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――もう少し手頃なスピーカーも紹介してください。

麻倉氏: このクラスのスピーカーは海外モノで占められてしまいがちですが、最近感動したのは、デノンの「SC-CX101」。ペアで7万3500円と安価なのですが、音の鳴りっぷりが非常によく、国産スピーカーにありがちな“音のもったり感”が少ないのです。解像感が非常によく、低域の濁りのなさ、中高域の透明感にも優れています。

photo デノンの「SC-CX101」

 デノンのスピーカーは以前はそれほど評価が高くなかったのですが、スピーカー作りでなにか従来と違うエッセンスを得たのかな、と思うほどです。5本揃えても、それほど高くないので、大画面テレビ向けスピーカーを手頃な値段で……というユーザーにはオススメですね。

 そのほかの手頃なスピーカーとしては、ビクターの定番ですが「SX-LC33MK2」も艶っぽい音を奏でますね。これもデノン「SC-CX101」とほぼ同じぐらいの金額で5本揃えられます。

photo ビクターの定番「SX-LC33MK2」

 ホームシアターは、素晴らしい音があって初めて感動の場に至ります。ぜひ、良い音とともに暮らしましょう。


麻倉怜士(あさくられいじ)氏 略歴

 1950年生まれ。1973年横浜市立大学卒業。 日本経済新聞社、プレジデント社(雑誌「プレジデント」副編集長、雑誌「ノートブックパソコン研究」編集長)を経て、1991年にデジタルメディア評論家として独立。自宅の専用シアタールームに150インチの巨大スクリーンを据え、ソニー「QUALIA 004」やBARCOの3管式「CineMAX」といった数百万円クラスの最高級プロジェクターとソニーと松下電器のBlu-ray Discレコーダーで、日々最新AV機器の映像チェックを行っている、まさに“映像の鬼”。オーディオ機器もフィリップスLHH2000、LINNのCD12、JBLのProject K2/S9500など、世界最高の銘機を愛用している。音楽理論も専門分野。
 現在は評論のほかに、映像・ディスプレイ関係者がホットな情報を交わす「日本画質学会」で副会長という大役を任され、さらに津田塾大学の講師(音楽史、音楽理論)まで務めるという“3足のワラジ”生活の中、精力的に活動している。

著作
「久夛良木健のプレステ革命」(ワック出版、2003年)──ゲームソフトの将来とデジタルAVの将来像を描く
「ソニーの革命児たち」(IDGジャパン、1998年 アメリカ版、韓国、ポーランド、中国版も)──プレイステーションの開発物語
「ソニーの野望」(IDGジャパン、2000年 韓国版も)──ソニーのネットワーク戦略
「DVD──12センチギガメディアの野望」(オーム社、1996年)──DVDのメディア的、技術的分析
「DVD-RAM革命」(オーム社、1999年)──記録型DVDの未来を述べた
「DVD-RWのすべて」(オーム社、2000年)──互換性重視の記録型DVDの展望
「ハイビジョンプラズマALISの完全研究」(オーム社、2003年)──プラズマ・テレビの開発物語
「DLPのすべて」(ニューメディア社、1999年)──新しいディスプレイデバイスの研究
「眼のつけどころの研究」(ごま書房、1994年)──シャープの鋭い商品開発のドキュメント


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