ソニーの「DVP-FX810」は、液晶ディスプレイが“くるり”と180度回転するポータブルDVDプレーヤーだ。8V型の液晶パネルを反転させたまま折りたためば、ちょっと大きめのDVDウォークマンといった印象。発売は6月1日。店頭価格は、車載用のカーバッテリーアダプタなどが付属して3万5000円前後になる見込みだ。
なお、今回は試作機を試用したため、CPRM対応メディアの再生など、いくつかの機能は検証できなかった(製品版では、CPRM対応のDVD-RW/-Rをサポートする)。あらかじめご了承いただきたい。
液晶を閉じた状態では、ごく一般的なクラムシェルタイプのポータブルプレーヤー。ブラックを基調にシルバーをアクセントにくわえたデザインは、コンパクトなノートPCといった趣だ。外形寸法は、226(幅)×160(奥行き)×32.4ミリで、付属のバッテリーを下面に取り付けると一回り厚くなる。重量はバッテリーなしの状態で1.02キロ、バッテリー込みで約1.3キロ。DVDウォークマンに比べると約500グラムも重い。ポータブルDVDプレーヤーとしても重い部類に入るだろう。
しかし、バッテリーが大きいぶん駆動時間も長めだ。公称値で約6時間――映画3本ぶんを連続再生できる。充電も約5.5時間とほぼ同じ時間が必要になる点は要注意だが、重いだけのことはあると納得できるだろう。
液晶画面を開いた状態で時計回りにくるりと180度回転させ、そのまま折りたたむと、DVDウォークマンか、厚めの液晶テレビのようだ。液晶画面の下に主要な操作ボタンを配置しているため、この状態でも「早送り/早戻し」「一時停止」など一通りの操作が行える。前面右側には、小さいながらも上下左右と「決定」を兼ねたジョグボタンがあり、両手で持ったとき右手の親指だけで無理なく操作できた。
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