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» 2006年06月23日 12時47分 公開

動画を「PSP」や「iPod」で持ち歩こう――ハギワラシスコムの「いーレコ2」レビュー(2/2 ページ)

[芹澤隆徳,ITmedia]
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 ついでにLEDの残量表示もまとめておこう。LEDは3つだが、実は点滅と点灯の区別があり、計5段階となっている。

LED表示 動作 残量
LMH 点灯(赤、黄、緑) 60分以上
LM 点灯(赤と黄) 30分〜60分
L 点灯(赤) 10分〜30分
L 点滅(赤) 3分〜10分
LMH 点滅(赤、黄、緑) 3分以下
photo 右側は画質モードとメモリースティック残量を示すLED。3つとも点灯しているので、Mモードで1時間以上の録画が可能とわかる

 実際に録画した映像を見てみると、十分に鑑賞に耐える画質を持っていることがわかった。メモリースティックには、以前試用したソニー「MSVR-A10」やロックリッジジャパン「VRX-02」で録画したファイルが残っていたので比較してみたが、少なくともMモード以上で動きの少ない映像に限定すれば、H.264を使うMSVR-A10にもひけをとらない印象だ。細かい文字もしっかりと読めるし、全体的に元気な印象。ただし動きの激しいシーンは苦手で、とにかくブロックノイズが目に付く。Lモードはとくに顕著だ。

 困ったのは、いーれこ2で録画したファイルは作成日が「2006年4月1日の0時」に固定されていることだ。またPSP用のアイコン画像も作成してくれないため、PSPの動画一覧では、内容がまるでわからない。番組名はなくても、せめて録画日時さえ分かれば、おおよその検討はつくのだが……。その点、たとえばソニー「MSVR-A10」やスゴ録の「おでかけスゴ録」機能は、EPGで取得した番組名や録画日時のほか、アイコンもしっかり表示できる。もちろん値段も全く違うのだが、製品を選ぶ際は、このあたりも念頭に置いておきたい。

photo せめて録画日時さえ分かれば、おおよその検討はつくのだが……

 このほか、録画時の制限としては、まず1回につき録画時間が最大5時間に限られること。5時間を経過すると自動的に録画が停止する。また市販のDVDなどマクロビジョン対応のコンテンツは録画不可だ。マクロビジョンの信号を検出すると、LMHのLEDがすべて点滅して録画を停止してしまう。コピーワンス放送の直接録画には問題なかった。

USBでiPodと簡単に同期

 最後に、いーレコ2の目玉といえるUSB2.0ポートを利用してみよう。今回のアップデートで最も恩恵を受けるのはiPodをはじめとするPSP以外の動画対応プレーヤー。たとえばiPodなら、メモリースティック内の録画ファイルをiTunesに取り込み、iPodと同期させることで簡単にファイルを移すことができる。録画メディアとしてメモリースティックを購入する必要はあるものの、従来よりも手軽に使えるようになったことは確かだ。

photo

 USBケーブルを接続すると、いーレコ2に挿入したメモリースティックがリムーバブルディスクとして認識される。録画ファイルはディスクの¥MP_ROOT/100MNV01の下に「M4V×××××.MP4」というファイル名で記録されている(×は数字)。これをドラッグ&ドロップでiTunesに登録&同期すればiPodで簡単に動画を見ることができる。なお、録画したファイルは、QuickTime 7などが入っていればパソコン上でも再生可能だ。

photo PCで見たところ。やはり録画ファイルの区別がつきにくい

 パソコンの動作環境は、Windows 2000 SP4あるいはXP/SP1以上もしくは、Mac OS X 10.2.8以降。Macユーザーの場合、Mac OS X上でメディアをフォーマットすると、いーレコで使えなくなるので注意したい。

photo 実売1万円程度という価格も魅力だ

 いーレコ2は、とにかく手軽に動画を持ち歩きたい人に適したレコーダーだ。画質も値段もそこそこ。使い方も単純明快で迷いは生じない。頻繁に録画する人は録画ファイルの取り回しには多少苦労するかもしれないが、iPodユーザーなどは同期する前にリネームしておけばいいわけで、あまり不便は感じないと思う。安く手軽に動画を持ち歩きたい人に広くオススメできる製品だ。

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