Photokina 2006
顔を見つけるスピードは負けません――富士フイルム(1/2 ページ)
半世紀以上の歴史を誇るPhotokinaでも、会期中に社名が変更される会社は少なかっただろう。今回、富士写真フイルムが、そんな稀有な例の1社になる。
同社は10月1日に持ち株会社制に移行することをアナウンスしている。持ち株会社(富士フイルムホールディングス)100%出資で設立する事業子会社の社名からは「写真」が外れて「富士フイルム」となる。Photokinaもちょうど10月1日まで開催。つまり、Photokina会期中(最終日)に社名が変わるのだ。
初日からすでに会場をいろどるコーポレートロゴは、なじみ深い赤いFUJIのマークが外れて「FUJIFILM」をシンプルに力強く打ち出す新デザインのロゴに変更されていた。
同社のPhotokinaブースは、広大なブースエリアの半分を展示、もう半分を商談会場としており、さらに展示エリアは半分がデジカメ、もう半分がプリントソリューションになっている。AGFAの撤退、KODAKのブース規模縮小などPhotokinaでかつて隆盛を誇ったフィルムメーカーの栄枯盛衰が垣間見れるのが今回のPhotokinaの特徴だが、デジタル化に早くから取り組んできた同社は、「イメージングの世界を広げる」をテーマに、デジタル技術を取り入れつつ写真文化を守っていこうという同社の思いを具現化した展示を各所で繰り広げていた。
デジカメは高速な顔検出機能をアピール
デジカメ関連は前述のようにブースの4分の1のエリアを使ってアピール。同社の今回のイチオシは「Face Detection(顔検出)」機能。同機能を搭載した“ネオ一眼”FinePix S6500fd(日本名:S6000fd)を大画面モニターの下部に設置し、通り行く人の顔検出をスピーディーに行って、来場者を驚かせていた。「最大10人までの顔を最速0.05秒で検出し、ピントと露出を自動で最適化する。もともと店頭設置用プリントマシンに搭載していたイメージインテリジェンスの顔検出技術を応用した」(同社ブース担当者)
高速に検出できる秘密は、新開発された顔検出専用のICチップ。専用チップ化することで他社の顔検出に比べて高速・多人数・正確な検出性能を実現している。
「写真の被写体の約70%が人物といわれている。失敗写真の3要素(ブレ/逆光/ピンボケ)のうち、当社が積極的に進めてきた高感度撮影によってブレの問題は解決、今回の顔検出によって逆光時も顔をしっかり認識することで適切な露出で撮影できる。ピンボケも同様。失敗写真を劇的に減らせる」(同社ブース担当者)
また、この顔検出機能を搭載したコンパクト機「FinePix F31fd」も展示されていた。こちらはFinePix F30に顔検出機能を追加したもの。日本での発売は、いまのところ未定という。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
この記事の著者
関連記事
こんなメディアも見られています
ITmedia NEWSに関連する情報をお探しであれば、こちらのメディアもお役に立てるかもしれません。
SpecialPR
本日の新着記事
アクセスランキング
-
1
くら寿司、「ちいかわ」コラボ中止 従業員による不正行為判明で
-
2
メルカリ、くら寿司ちいかわ騒動巡りコメント 出品削除・禁止の有無は
-
3
配布前の「ちいかわ」グッズがメルカリに? くら寿司コラボ第2弾、初日から“内部犯”の臆測呼ぶ 第1弾に続き
-
4
くら寿司、「ちいかわ」グッズ不正で「警察と相談、厳正に対処」 メルカリと連携も
-
5
103年前の関東大震災、どこがどれだけ揺れた? 市区町村別の「詳細震度」マップがXで話題に
-
6
醸造元に無許可でコラボ? 神田明神納涼祭りで販売された「VTuber日本酒」が物議 企画者は「事実関係確認中」
-
7
近くの“安いマック”が分かる「価格帯マップ」話題 スタバやコメダも対応 店舗の価格差、独自に調査
-
8
NEC、量子コンピュータの実機開発を中止か 実用化への課題重く 報道
-
9
東京23区で「徒歩10分以内」に駅がない地域はどこ? 駅空白地帯マップが話題
-
10
VTuberの名前を一発入力できる「VTuber変換辞書」で騒動 BOOTHで一時販売停止も復活 「当初の判断に誤り」
ITmedia NEWS SNS
インフォメーション
注目情報をチェック
ITmediaNEWSをフォロー
あなたにおすすめの記事PR