ITmedia NEWS >
連載
» 2006年10月12日 01時23分 公開

今日から始めるデジカメ撮影術:第58回 ペットと個性の関係――猫編 (2/3)

[荻窪圭,ITmedia]

外猫編

 街や公園で、野良猫や外で飼われてる猫を撮るのも楽しい。

 外猫の場合は2パターン。ひとつは地域猫として飼われてる人なつっこい野良猫。地域猫というのは、まあ公認野良猫というか、定期的に餌をあげる人がいたり、ボランティアで去勢手術を受けさせてむやみに増えないようにしたりと、ある程度管理されてる野良猫と思っていい。見知らぬ人にもすぐなつく飼い猫も同じ仲間。

 もうひとつは、純然たる野良猫や飼い猫のように見知らぬ人に警戒心が強い猫。

 どっちであるかをまず見極めること。

 前者ならゆっくり近づけば逃げないし、仮にいったん警戒したとしてもその場にしゃがんでじっとしてれば興味をもって寄ってきたりする。

 このように人なつっこい猫はすぐ寄ってきてくれる。ただ、近寄りすぎて逆に撮りづらいことも多々ある。馴れてる猫は人間がいても平気で振る舞うのだ。

 よってもらうためにエサで釣るという手もあるが、その際、人間の嗜好物、つまりチクワやカマボコやそういう加工食品やお菓子は避けたい。好むかもしれないが、猫にとって塩分が多すぎるし、食品添加物の問題もあるのであまりよくないのだ。かつおぶしのようにシンプルなものや猫用のおやつがいい。

 警戒心が強い猫は、人間が寄ってくるのを見つけると、その場で踏みとどまるもののいつでもダッシュで逃げられる姿勢になる。そうなっちゃうと、もう、ある程度近づいたとたんに脱兎のごとく逃げられるので、ある程度近づいたら望遠で狙う。あるいは時間をかけてゆっくりと警戒心をときながら近寄る。追いかけては絶対にダメだ。

古い立派な門の前に猫を発見
12倍ズームの望遠で狙ってみた
もっと近くから、と思って近寄っていったら、一瞬で逃げられた

 動物を撮るときによくいわれるのは、動物の目の高さで撮ろうということ。例えば、上に挙げた望遠の作例はカメラを地面ギリギリに置いて寝転がってる猫の視点で撮ってる。

 試しに少しずつ高さを変えながら撮ってみた。

猫よりちょっと上。人間がしゃがんだ位置くらい
ほぼ猫の目線
地面ギリギリの超低い位置から

 やはり低い位置で撮った方が動物としての迫力が出るし、背景がきちんと入るし、背景がきれいに抜けるのでボケも出やすい。ただし、低い位置で撮るときはピンボケに注意すること。例えば手前に草が入ったらそっちにピントがあったりしがちだからだ。

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.