ではまとめ。コツさえ掴めば猫を撮るのは難しくない。不用意に近づいて脅かさないことや、しゃがんでできるだけ猫の目線で撮ること。
そしてもうひとつ。猫の個性をちゃんと捉えること。これは場所も含めた個性と思っていい。
家猫なら、「猫が見つけたお気に入りの場所」は個性のひとつ。
たとえばこんな風にあったかいテレビの上でくつろぐ猫。でもしっぽが邪魔っ。というのが1枚で分かる。
うちの猫は箱が好き。
でもこの場合はこっちのアングルで撮った方が面白い。
箱が棚の上にあるので下から撮った方が、高い位置でくつろぐ様子が出るし、箱のへりにあごを乗せた姿がなかなか楽しい。
うちの猫のくせに「舌のしまいわすれ」がある。頻繁にしまい忘れる。だからそういう瞬間を狙ってみた。
顔と手だけを切り取って撮ってみた。別に全身を入れなくてもいいのだ。
外猫だと、その猫がいる場所。
これは古い町の狭い路地を闊歩する猫。後ろ姿だが、狭い田舎の路地裏らしい風景である。
旅行に行ったらそんな写真も撮っておきたい。
公園の柵の上から飛び降りんとする瞬間。細い棒の上というのも猫らしい場所だ。
猫が多頭いた場合は、ぜひシンクロ猫を狙ってみよう。2匹以上の猫がまったく同じ動きを見せることが結構あるのだ。
動きがシンクロしてるのだ。
こちらはシンクロとまではいかないが、細いベンチに仲良く並んでるのがおかしい。
猫は個性的で気ままでいろんなところに顔を出しては遊んでる。散歩の被写体としてはとても楽しいので、好きな方は是非、目をこらして歩いて欲しい。思ったよりいろんなとこにいるはずだ。
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