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コラム
» 2006年10月23日 00時18分 公開

新型「セグウェイPT」試乗記:セグウェイに乗ると“人に勧めたくなる”理由 (2/2)

[こばやしゆたか,ITmedia]
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 今回、発売されるセグウェイPTは、汎用の「i2」と、オフロード向けの「x2」の2機種。違いは、タイヤとソフトウェア、そしてトラクション(制御機構)だ。

  i2 x2
最高速度 20km/h 20km/h
車重 47.7kg 54.4kg
フル充電走行距離 24〜39km 14〜19km
バッテリー リチウムイオン(フル充電までは家庭用電源で8〜12時間)
価格 88万2500円(税別、別途保険料6万7500円から)

 なお、i2も耐水性は十分。水の入ったプールにいちど沈めてから引き上げるという実験をして見たところ、すぐに走り出せた。

 また、ノロッド氏によると、セグウェイでスキーのゲレンデも上れる(どのくらいの斜度なのかわからないけど)。また凍った路面でも大丈夫。「セグウェイ社があるミルウォーキー州は寒いところだから、これは間違いはない」そうだ。

photophoto ふたを開けると表れる充電コネクター(左)。これを家庭用電源につなぐ。赤い線の下にあるのがバッテリー。取り外して充電することも可能。モーターは矢印でさした部分に左右それぞれ入っていて、ギアでホイールにつながる(右)
photophoto 足置きのシートの下にあるスイッチ(左)。片足に2つずつ左右で4つあって上に人が乗るとONになる。このスイッチすべてがONにならないと、セグウェイは動かない。右はインフォキー。走行時にはハンドルに取り付けられ、Bluetoothで本体と接続される
photo ステータスを表すインジケーター

 今までのセグウェイとの大きな違いは、旧機種では曲がるときにハンドルを(バイクのように)ひねらなければいけなかったのだけど、新機種ではその必要がないこと。重心移動でハンドル全体を傾けることで曲がれるのだ。

 さて、試乗会は、恵比寿ガーデンプレースの恵比寿ガーデンシネマとガーデンプレーエスタワーとの間の屋外広場で行われた。ただし、鎖によるパーテーションで区切られているので、乗ったまんま逃げていくわけにはいかない。狭い範囲をぐるぐる回るだけだ。

 見ていると、みんな最初はおっかなびっくりでぎくしゃくと乗っている。ところが2周3周するあたりから、どんどん慣れて来てスムーズになり、スピードを出したり8の字周りをしたりなど、いろいろと試すようになってくる。「誰でもすぐ乗れる」は嘘じゃない。

 もちろん、自分でも乗ってみた。背筋を伸ばして遠くを見るようにする。ハンドルに捕まって左右に重心をかしげる感じは、「ローラースルーGoGo」というか、「キックボード」というか、あの感じだ。前に重心を倒せば速くなるし、後ろに引き戻せばブレーキがかかる。人がやっているのを見て気がついたのだけど、微速バックも可能だ。

 なにが快感って、乗っていてどんどん上手くなるのが自分でわかることだ。苦労してスキーを覚えたあの達成感が5分に凝縮されるのだ。しかも転ばないし。

 ノロッドさん、「セグウェイに足を踏まれても平気だ」と教えてくれる。それを聞いたら踏まれないわけにはいかない。つま先を片方の車輪に踏んでもらった。本体+人間で100キロ程度のもののはずなんだけど、痛くない。そりゃ圧力は感じるけど、痛いというほどではない。

photo 片車輪が乗り上げているところ。動画はこちら(MPEG-1、224Kバイト)。足を踏んだときもこれと一緒。乗っているのはもちろんのロッド氏だ

 セグウェイは、左右の車輪の高さに差ができたら、すぐに低い側(スキーでいえば谷側)の車輪に重心をかけるようになっているのだ。このようにしてバランスをとっている。だから、足の上にある車輪にはほとんど重さがかかっていなかったというわけだ。

 セグウェイは10月23〜28日にパシフィコ横浜で開催される「第22回国際電気自動車シンポジウム」(EVS22)にも展示され、試乗コーナーも設けられる。チャンスのある人は乗りにいってみよう。一度乗るとひとにすすめたくなるのだ。ほんとに。

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