先日発表されたNTTドコモの「903i」シリーズのなかでも、最も“オンガクケータイ”を意識したと思われるのが、ソニー・エリクソン・モバイルコミュニケーションズ製の「SO903i」だ。
3インチという大型液晶を搭載しながら、折りたたんだ状態でも1.5インチ(解像度128×128ピクセル)のTFT液晶と9つの操作キーが利用可能なそのスタイルは非常に特徴的。デモ機ながらもある程度の時間、触れる機会を得たので、ポータブルオーディオプレーヤーとしてどのような機能や特徴を持つのかチェックしてみた。
※今回の検証および確認はあくまでもデモ機によるものなので、製品版では仕様が変わる可能性もあることをご了承いただきたい。
開いた状態でメインメニューから「エンタテインメント」と選択するか、折りたたんだ状態で9つのキーの中心にある「再生」キーを長押しすると起動する。
ミュージックプレーヤーには、「続きから再生」「全曲シャッフル」「アルバム」「アーティスト」「ジャンル」「プレイリスト」「全曲」「よく聞く50曲」「最近聴いた50曲」「保存メモリ別」の項目が用意されている。
プレーヤーの起動速度を測ってみたころ、約3秒で起動した。携帯電話のアプリケーション起動速度としては一般的と言えるだろう。さほど待たされるという感じはしなかった。
本製品は1Gバイトのメモリを内蔵し、外部メモリーカード(miniSDカード/メモリースティックPRO Duo)が利用できるが、さらに内蔵メモリは「データBOX」と「本体拡張メモリ」に分けられており、それぞれで保存可能な圧縮フォーマットが異なる。
メモリ種別 | 保存可能な楽曲ファイルの形式 |
---|---|
データBOX | 着うたフル |
本体拡張メモリ | MP3、HE-AAC/AAC/AAC-LC |
miniSD | (miniSDカードへの保存に対応した)着うたフル、MP3、HE-AAC/AAC/AAC-LC |
メモリースティックPRO Duo | ATRAC3、ATRAC3+、MP3、SonicStageでエンコードしたHE-AAC/AAC/AAC-LC |
試用した製品ではデータBOXに94.6Mバイト、本体拡張メモリに749.7Mバイトと割り振られており、合計しても1Gバイトにはならない。これは製品全体(アプリケーションなども含む)で1Gバイトの内蔵メモリを共有するという仕様のためだ。
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