シリーズ製品中でこれまで唯一、次世代モデルが登場していなかったiPod shuffleにもついに新モデルが投入された。容量アップやカラーリング変更ではなく、大胆なデザインチェンジの行われた新モデルを早速試用してみた。
パッケージは既存モデルのグリーンの薄い紙製から、現行iPod nanoと同じプラスチックタイプに変更された。内容物もシンプルで、本体のほかにはヘッドフォン、専用の小型Dock、クイックリファレンスなどのみ。iTunesのCD-ROMは含まれていない。
新しいiPod shuffleはボディ素材を既存の樹脂からアルミニウムに変更、本体サイズも41.2(幅)×27.3(高さ)×10.5(厚さ、クリップ部を除く)・約15グラムと大幅に小型軽量されている。既存モデルが登場した際にも「コンパクトだなぁ」と感じたものだが、22カ月の時間はさらなる小型軽量化を可能にしたようだ(既存モデルは2005年1月発売)。
素材変更による影響もあるが、既存モデルよりかなり縦方向に短くなったからか、「新しいiPod shuffle」というよりも、「液晶非搭載のiPod nano」といった印象を与えるデザインだ。金属ボディの質感も高く、15グラムと非常に軽量ながらも、おもちゃっぽい感じはない。
正面には既存モデルと同様の楽曲操作インタフェース、下側面には電源スイッチとシャッフルのオン/オフスイッチが用意される。操作インタフェースは中央ボタンで再生/一時停止、上下で音量調整、左右で曲送り/戻しを行うというスタイルで、ほぼ既存モデルを踏襲している。
背面には一体型のクリップが設けられ、携行性がアップしているのも大きな特徴。クリップは本体と同じくアルミニウム製で高い剛性を持っているほか、バネも通常の巻きバネが採用されており、洋服の襟やポケットへしっかりと固定できる。
ちなみに、筆者は最初に勘違いしてしまったが、本体の上下は、電源スイッチのある側が下で、ヘッドフォン端子がある側が上。アップルの製品ページにもそのようにイラストが添えられているが、上下逆だと、「右手で服の左襟に装着する」動作が非常にやりにくい。
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