あっという間にクリスマス。クリスマスといえばデートで、デートといえばイルミネーション……デートじゃなくてもいいけど、この時期に外出すると繁華街はイルミネーションだらけで、みんながケータイやデジカメを向けてる。そんなところで撮ってみようという話。
とりあえず大きなイルミネーションを見たら、それをバックに写真を撮りたいもの。といって、ついつい、イルミネーションの下に立っちゃうと……。
これじゃあどこに立ってるのかさっぱり分からない。かといって、近づいて撮ると、イルミネーション全体が写らない。
じゃあどうするか。解決案は2つ。
ひとつはアングルを変えちゃう。
例えば、同じ場所に立ってても下からこう撮ると天井のイルミネーションも写って、ちょっと雰囲気が出る。
でもイルミネーション全部を映したいと思ったら、もっと手前に立ってもらおう。何メートルも手前に来てもらう。で、人物と背景の大きさがいい感じになるようにちょっとズーム。イルミネーションの形がちゃんと写って、なおかつ彼女も写るように少し高い位置から撮ってみた。
少しハイアングルから撮ったのは、そうしないと人混みで後ろのイルミネーションが隠れちゃうから。
思い切ってもうちょっと上から狙ってみた。こういうのも面白い。
イルミネーションをバックに撮るときのコツは、イルミネーションと人物の位置関係と、フラッシュの使い方。
例えばさっきの写真もフラッシュがオフだとこうなる。
・肝心の彼女が暗い
・イルミネーションが明るすぎ
・全体をぼうっと映しちゃうので、余計な人混みも写っちゃって、彼女が目立たない
という結果になる。
逆にフラッシュをたくと、
・(フラッシュの光量はピントの合う位置によって調整されるので)彼女にだけ(正確には彼女と近い距離にいるものにだけ)当たるので彼女が目立つ
・フラッシュの光が届かない背景は暗くなりイルミネーションだけが残る
・フラッシュの光が届かないので人混みは「黒子のように」目立たなくなる
わけだ。
このフラッシュの到達距離を上手に使うのである。ではいろんなイルミネーションと一緒に撮ってみよう。
典型的な例を。
フラッシュのオンとオフ。イルミネーションはそれ自体が発光してるけど、人物は発光してないので光を当ててやらないと夜は写らない。だからフラッシュをたくべし。
ではどんなときどんな風にたくか。
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