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日本やハリウッドに比べて、ホラーのイメージが薄いフランスから登場した血みどろスプラッター「ハイテンション」が、1月12日にDVDリリースされる。
DVDの本編は、公開時にカットされた残酷シーンを加えたアンレイテッド版。また、一部英語吹替えで違和感があった音声も、映倫未審査無修正のオリジナル・フランス語で収録している。
特典はアレクサンドル・アジャ監督と脚本家のグレゴリー・ルヴァスールのインタビュー映像を中心にしたメイキング映像、特殊メイク担当のジャンネット・デ・ロッシ(「サンゲリア」「猿の惑星」)による特殊メイク解説、主演のセシル・ドゥ・フランスのインタビューなどを収録。
女子大生のマリーとアレックスは、試験勉強のために人里離れたアレックスの実家で週末を過ごすことに。しかし、その夜、正体不明の男が出現。アレックスの父、母、そして幼い弟を惨殺し、アレックスを連れ去ってしまう。殺人鬼はその後も、ガソリンスタンドの店主を血祭りにあげ、犯行を繰り返す。隠れていて難を逃れたマリーは、アレックスを助け出そうと殺人鬼を追うが……。
殺人鬼はなぜアレックスを殺さないのか?予測不可能の衝撃ラストが待ち受ける。
監督はフランスの新鋭アレクサンドル・アジャ。生首に始まり、胸に刺さる斧、ノドを切り裂くカミソリ、大量の血しぶきと、CGでは味わえない生々しいショック・シーンの連続だ。また、殺人鬼がチェーンソーを振り回すクライマックスは「悪魔のいけにえ」そのもので、他にも「ハロウィン」など名作ホラーへのオマージュが満載。
アジャ監督は本作が認められ、ウェス・クレイブン監督作「サランドラ」のリメイク版「ヒルズ・ハブ・アイズ(原題)」でハリウッド・デビューを飾り、今後も韓国ホラー「鏡のなか」のリメイクやスリラー「P2」も決定し、一躍ホラー映画界の寵児となった。
キャストは、犯人と対峙するマリー役に「ロシアン・ドールズ」のセシル・ドゥ・フランス。恐怖と哀しみのどん底に陥るアレックス役に「フィフス・エレメント」のマイウェン、殺人鬼に「クリムゾン・リバー」「カルネ」の個性派フィリップ・ナオン。
あまりの残酷さゆえに日本公開が見送られていた本作。多少、辻褄があわないラストには目をつぶることにして、恐怖と緊張感たっぷりの展開にハラハラドキドキしよう。
関連サイト:http://www.hightension.jp/(公式サイト)
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