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HDD&DVDハイブリッドカム“Wooo”に30Gバイト版など新3モデル

» 2007年01月25日 16時59分 公開
[ITmedia]

 日立製作所は1月25日、HDDとDVDドライブを搭載したビデオカメラ“ハイブリッドカム Wooo”新製品「DZ-HS503」「DZ-HS403」「DZ-HS401」を発表した。2月20日から順次発売する。価格はオープンで、市場想定価格は「DZ-HS503」(3月1日発売)が14万円前後、「DZ-HS403」(2月20日発売)が12万円前後、「DZ-HS401」(2月20日発売)が10万円前後。

photo 「DZ-HS503」(左上)「DZ-HS403」(右上)は本体にUV塗装と金属蒸着を採用。「DZ-HS401」はロイヤルホワイト(左下)と限定生産品のプリンセスピンク(右下)の2色を用意

 記録・再生メディアとして、同社製8センチDVDドライブと、日立グローバルストレージテクノロジーズ(HGST)製のHDDを搭載した“ハイブリッドカム”の新製品。「DZ-HS503」は30Gバイトの大容量HDDを搭載。高画質(FINE)モードで約11時間、標準(STD)モードでは約23時間の長時間録画が行える。「DZ-HS403」「DZ-HS401」は従来モデルと同様に8Gバイトのマイクロドライブを内蔵。高画質(FINE)モードで約3時間、標準(STD)モードでは約6時間の長時間録画が行える。HDDには、落下を検知してヘッドを自動退避する「三次元落下センサー」を搭載。

photophoto 「DZ-HS503」

 DVDマルチドライブの採用でDVD-RAM/-Rの記録・再生に加えてDVD±RWの記録・再生にも対応。またSDメモリーカードスロットも備え、静止画をSDカードに保存できる。

 ハイブリッドカムの特徴である「HDDで録画してDVDで残す(保存)」をスムーズ・簡単に行うため、ワンボタンでダビングが完了する「ダビングボタン」を本体側面に搭載。編集機能も備えており、カメラ本体のみでHDDからDVDへの編集作業が行える。

 ダビングモードには新たに、まだDVDにダビングしていないシーンだけを自動選択してダビングする「はじめてダビング」、指定日のシーンだけを児童選択してダビングする「ひにちでダビング」の2モードを用意。従来からのHDD内の全映像をまとめてDVDに記録する「まるごとダビング」、お気に入りのシーンを選んでダビングできる「えらんでダビング」とともに、計4モードから選べるようになった。

photophoto 「DZ-HS403」

 従来モデルで好評の、瞬時に撮影可能状態になる「秒撮」モードも搭載。秒撮ボタンを本体に装備し、電源を切る代わりにこの秒撮ボタンを押しておくことで、次の撮影時に約1秒で撮影スタートできる。また、録画した動画の中の決定的シーンを静止画として切り出せる「静止画キャプチャー」機能を搭載。切り出した静止画はSDメモリーカードに記録し、SDメモリーカードを経由でフォトプリンタで印刷できるなどPCレスでの写真印刷も行える。

photophoto 「DZ-HS401」。ロイヤルホワイト(左)と限定生産品のプリンセスピンク(右)

 撮像素子は、「DZ-HS503」と「DZ-HS403」が1/3インチ総画素数331万画素CCDを採用。静止画撮影では有効305万画素を使った高精細な写真(2016×1512ピクセル)が撮れる。「DZ-HS401」が1/5インチ総画素数133万画素CCDを採用(静止画は約110万画素・1280×960ピクセル)。

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