ITmedia NEWS >

“イタズラのIT革命”から“USB加湿器”まで――暮らしを豊かにする最新グッズギフト・ショー春2007(1/2 ページ)

» 2007年02月14日 06時02分 公開
[芹澤隆徳,ITmedia]
photo

 国内最大のパーソナルギフトと生活雑貨の見本市「第63回東京インターナショナル・ギフト・ショー春2007」が東京・有明の国際展示場で2月13日に開幕した。今回は、海外253社を含む2400社以上が出展し、東京ビッグサイトのほぼ全ホールを埋めた。

 展示の統一テーマは、「ちょっと“上質な”くらし、プレミアムライフスタイルが今トレンド」。というわけで、毎日の生活をちょっと豊かにしてくれそうなアイテムをピックアップしてみよう。

自宅で蕎麦打ち

 まずは、「ろくろ倶楽部」がヒットしたタカラトミーのシニア向け玩具第2弾「いえそば」(仮)。その名の通り、自宅で手軽に蕎麦打ちが楽しめるアイテムだ。

photo

 「ろくろ倶楽部は、発売から3カ月間で3万個を出荷する話題の商品になりました。ユーザー葉書を見ると、6割が50歳以上で、6割が男性。団塊の世代を中心に、時間にも生活にも余裕のある層のニーズを満たす商品といえます。そこで陶芸とともに“やってみたい趣味”の上位に挙げられる蕎麦打ちに着目しました」(同社)。

 蕎麦打ちといえば、蕎麦粉を混ぜるときの手の動かし方や水の加減(水回し)など、熟練が必要な“難しい作業”というイメージが付きまとう。しかし「いえそば」(仮)では、これらの作業を“半自動化”してくれる。

 作業は簡単。まず、いえそば本体を横に置き、本体中に決められた量のそば粉、透明な蓋の凹みに水を入れる。この状態でハンドルを回すと、そば粉をまんべんなくかき混ぜつつ、蓋にある小さな穴から水が落ちて、丁度いい具合に“水回し”ができるという寸法。

photo 蓋にある小さな穴から水が落ちる

 生地をまとめたら、今度はいえそばを変形させる。立てた状態でローラーパーツを装着し、ハンドルを回すと“のし”(生地を平らに伸ばした状態)の出来上がり。さらに“めん切り”用パーツを装着してハンドルを回せば、のしが等間隔で切りそろえられ、まるでパスタのように細長い面が出てくるのだ。あとは茹でて食べるだけ。蕎麦打ちに必要なコストと時間を3分の1程度に引き下げてくれる。

 「蕎麦打ちに必要な道具を一から揃えると、安くても2〜3万円かかります。また、作業時間は手慣れた人でも30分から40分は必要でしょう」。対して、いえそばの価格は1万500円(予価)。また初心者なら1時間程度はかかる作業を20分程度に短縮できるという。

photo ちなみに横の陶器は「ろくろ倶楽部」で作成したもの

 なお、試作機では3人前を一度に作る仕様になっていたが、同社では「設置面積を考えて」2人前にすることを検討している。「容積は試作機の4分の3程度になる見込みです」(同社)。蕎麦打ちに興味を持ちつつも、今まで手が出せなかった人は要チェックだ。

       1|2 次のページへ

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.