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初監督作「キャビン・フィーバー」(2002年)がクエンティン・タランティーノ監督やピーター・ジャクソン監督に絶賛されたイーライ・ロス。彼がタイに実在するとウワサされる拷問クラブの話を基にした「ホステル」が、コレクターズ・エディションとして3月16日にDVDリリースされる。
本編は劇場ではカットされた内容も含む無修正版を収録。特典は撮影風景を収めたメイキング・ドキュメンタリー集、オリジナル劇場予告編集のほか、オーディオ・コメンタリーが大充実。イーライ・ロス監督×クエンティン・タランティーノ(製作総指揮)×スコット・スピーゲル(製作総指揮)×ボアズ・イェーキン(製作総指揮)、イーライ・ロス監督×バルバラ・ネデルヤコーヴァ(出演)×ジョージ・フォルシーJr.(編集)×ハリー・ノウルズ(ウェブ管理者)、イーライ・ロス監督×クリス・ブリッグス(製作)×ガブリエル・ロス(メイキング撮影)、そしてイーライ・ロス監督単独の4種類となっている。
バックパッカーでヨーロッパ旅行にでかけたアメリカの大学生ジョッシュ(デレク・リチャードソン)とパクストン(ジェイ・ヘルナンデス)は、旅先で意気投合したアイスランド人のオリー(エイゾール・クジョンソン)と共に、各地で女遊びをしまくる日々を送っていた。
ある日、男たちの快楽をすべて提供するホステルの噂を聞きつけた彼らは、スロバキアのある街へと訪れる。目当てのホステルには混浴スパにドラッグ、酒などがてんこ盛りで、3人はめくるめく日々を満喫する。ところが、オリーとジョッシュが忽然と姿を消す。2人の失踪に疑問を持ったパクストンは、彼らと遊んでいた美女を問い詰めるが……。
R指定ながら全米では1位を獲得し、すでに続編の公開も決定。ドリルで体に穴を開けられ、目玉がえぐりとられ、アキレス腱もスパッとカットされるという、本能をダイレクトに刺激するサディスティックなシーンが続く。拷問された若者たちの絶叫に拷問器具の数々、そして大量の血も妙に生々しい。監督たっての願いで三池崇史監督がカメオ出演しているのも見逃せない。
前半はノーテンキな青春エロコメディ全開で、後半はガラッとかわって、目を背けたくなるような拷問ショーが待ち受ける。これを見るとスロバキアには絶対行きたくないという気持ちにさせられるが、その重厚な街並みが怪しげな雰囲気を盛り上げ、最近のホラー映画の中でも出色の出来栄えとなっている。
関連サイト:http://www.hostelfilm.jp/(公式サイト)
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