世界最長の大ヒットシリーズ「007」。21作目となる「007 カジノ・ロワイヤル」がデラックス・コレクターズ・エディションとして5月23日にDVDリリースされる。初回生産限定版のみ特典ディスク付きの2枚組。価格は4179円。
特典は 「ジェームズ・ボンド誕生までの物語」「ボンド・ガールは永遠に」「生身のジェームズ・ボンド」「ミュージック・ビデオ:クリス・コーネル『YOU KNOW MY NAME』」などを収録。
なお、Blu-ray Disc版も同時リリース。1枚組で価格は4980円。特典はメイキング・ドキュメンタリーとミュージック・ビデオの予定だ。
2件の暗殺を成功させるという条件をクリアし、英国諜報機関MI6で殺しのライセンス00(ダブルオー)の地位に昇格したジェームズ・ボンド。初の任務は、世界のテロリストへの資金を調達している死の商人、ル・シッフルの存在を突き止めることだった。
マダガスカルで暴走し、バハマで人妻と戯れ、マイアミでテロリストと戦いながら情報を追っていた彼は、ル・シッフルが旅客機テロの失敗で株式操作を誤り大損し、ポーカーで損失補てんをはかろうとしているのを知る。モンテネグロに乗り込んだボンドは国家予算1500万ドルを賭け、大勝負に挑む。そんな彼の前に監査役として財務官から送り込まれた美貌の女性ヴェスパーが現れる……。
イアン・フレミングによる最初の原作を基に、007の最初の任務と、最初で最後の切なくも悲しい恋を描く。監督は第17作「ゴールデンアイ」以来の再登板となったマーティン・キャンベル。脚本には「クラッシュ」「ミリオンダラー・ベイビー」のポール・ハギスが参加している。
一番気になるのは6代目ジェームズ・ボンドを襲名した、シリーズ初となる金髪紺碧のダニエル・クレイグだろう。チョイ悪イメージも手伝って、どんな危機も恐れないタフでむこうみずな若きボンドを見事にこなしている。筋肉隆々のたくましいボディにスタント能力も高い。建設現場での高所チェイスや空港でのカーチェイスなど、今回は極力CGに頼らず、本物にこだわった点も嬉しい。
ボンドが真剣に愛する女性ヴェスパーには「キングダム・オブ・ヘブン」のエヴァ・グリーン。成熟した女性の色香と少女のような儚さが共存するミステリアスな美女ぶりに圧倒される。
愛車アストン・マーティンを手に入れた経緯や、彼が好んで飲むマティーニまつわるエピソードなど、往年のファンをニヤリとさせる描写も多数登場。ハードなアクション・シーンに派手さも文句なしの仕上がりなので、シリーズに興味がない人でも娯楽大作として十分に楽しめるはず。
関連サイト:http://www.sonypictures.jp/movies/casinoroyale/(公式サイト)
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