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直木賞作家・東野圭吾のベストセラー小説を映画化した「手紙」。昨年11月に公開され、幅広い層の涙を誘い、興行収入15億円、観客動員数120万人突破というスマッシュヒットを記録した感動ドラマが、4月27日に登場する。DVDはスタンダード版(3990円)と初回限定の2枚組のプレミアム版(6090円)の2種類。
スタンダード版の特典は予告編を収録。プレミアム版にはメイキング映像、インタビュー映像、未公開映像、完成披露試写会の舞台挨拶映像などを収め、24ページのブックレットも同梱。
工場で働く20歳の武島直貴は、人目を避けるように暮らしていた。それというのも唯一の家族である兄・剛志が、直貴の学費欲しさに盗みに入った邸宅で、老婆を誤って殺してしまったからだった。自分のせいだ、そう自責する直貴は、せめてもの償いにと服役中の兄から届く手紙に丁寧な返事を書き続けていた。だが、ある日、職場で兄のことが明るみになり、退職。その後も転居と転職を繰り返す。やがて、一度は諦めかけていたお笑い芸人の道へ進んだ直貴は、人気者になり、社長令嬢と恋に落ちるが……。
犯罪者の家族としてレッテルをはられる弟を、ドラマ「白夜行」に続いて東野作品に挑んだ山田孝之。玉山鉄二扮する兄への憎しみと愛情の狭間で揺れ動きながら、成長していく青年を熱演している。彼を支え続けるヒロインに売れっ子の沢尻エリカ。監督は「愛していると言ってくれ」「オレンジデイズ」など、数多くのヒットドラマを手掛けてきた生野慈朗。映画は90年の「どっちもどっち」以来となる。
犯罪加害者の家族が直面する過酷な現実、キレイごとだけでは済まない世の中をリアルに描き、はっきり言ってお気軽に観られる作品ではない。でも、単にヘビーというだけではない。弟を、兄を想って書く手紙。大切な人を守るためにウソを綴った手紙。償いの手紙。この映画に登場する様々な手紙が、相手を思いやることの大切さと、その力の大きさを痛感させてくれる。
クライマックスに流れる小田和正の「言葉にできない」も本作にピッタリ。まさにその歌詞通り、言葉にはできない複雑な人間の感情に、もらい泣きのハンカチ必携作!
関連サイト:
http://www.tegami-movie.jp/(公式サイト)
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