(C)2007 Twentieth Century Fox Home Entertainment LLC. All Rights Reserved. |
世界的なベストセラー小説を映画化した冒険ファンタジー「エラゴン 遺志を継ぐ者」が、通常版(2990円)と2枚組特別編(3990円)のDVD2バージョン、Blu-ray Disc(4935円)で5月18日にリリースされる。
通常版はシュテフェン・ファンマイアー監督による音声解説と、監督による音声解説付きの未公開シーン集(7種)を収録。
特別編にはメイキング6種、ビジョン・オブ・エラゴン、アラゲイジアの住人たち、「エラゴン」キーワード集、ストーリーボード集、原作者クリストファー・パオリーニが第2部「エルデスト 宿命の赤き翼」について語るインタビュー映像、アラゲイジアの秘密、サフィラのアニメーション・バイブル、オリジナル劇場予告編などを収録。さらに第2部「エルデスト」の原作本(第1、2章)が封入される。
Blu-ray Discの特典は劇場予告編とFOX予告編集。ディスクは片面1層で、音声は英語DTS-HDマスター・オーディオ5.1ch、日本語DTS5.1chを収録。ポップアップ・メニュー機能付き。
舞台は様々な種族が共存する国、アラゲイジア。暴君ガルバトリックスが支配する帝国の裏で、人間、エルフ、ドワーフが反乱軍を結成し、帝国打倒を狙っている。主人公は辺境の村で育った15歳の少年エラゴン。彼は青く輝く石を拾うが、それは実はドラゴンの卵で、自分と運命を共にするドラゴンライダーに相応しい人間が現れるのを待っていたのだ。
卵から生まれたメスのドラゴン、サフィラはエラゴンと意思を通わせながら成長していく。ドラゴンの卵を探していたガルバトリックスの部下たちは、卵の噂を辿ってエラゴンの叔父の農場を破壊し、叔父は死亡。こうして、エラゴンはこの国の未来を変える大きな戦いに巻き込まれていく。
原作はNYタイムズのベストセラーリストに87週間ランクイン、世界40カ国で翻訳されたベストセラー。作者クリストファー・パオリーニが書き始めたのが15歳、出版したのが17歳という若さも話題を集めた。
監督はシュテフェン・ファンマイアー。監督業は初挑戦だが、ILMに15年間在籍し、「ジュラシック・パーク」「プライベート・ライアン」「ボーン・アイデンティティ」などを担当した特殊効果のベテランである。それだけに、飛翔するドラゴンの美しさ、迫力の空中戦などは格別。
キャスティングにも注目。エラゴン役には18万人の中から大抜擢された英国の新鋭エド・スペリーアス。ルーキーをサポートするかのように、エラゴンを導く老賢人にジェレミー・アイアンズ、帝国を支配する暴君にジョン・マルコビッチ、その邪悪な部下にロバート・カーライルと、一癖も二癖もある重量級の役者ばかりが配役された。
本作の最大の魅力は、原作者がファンタジー好きということもあって、これまでの人気ファンタジーのツボをきっちりとおさえていること。「ロード・オブ・ザ・リング」「ハリー・ポッター」、そして何より「スター・ウォーズ」の影響が色濃い。なにせエラゴンは父を知らず、母も行方知れずで、辺境の村で叔父夫婦に育てられるという複雑な家庭環境で育つ。さらに彼を導く老賢人や不思議な力を持つ剣まで登場するから、まるでルークそのものだ。そんな類似点を探すのも、本作のお楽しみのひとつである。
関連サイト:
http://movies.foxjapan.com/eragon/(公式サイト)
|
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
Special
PR