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秒間15コマ連写で瞬間を切り取る――オリンパス「SP-550UZ」レビュー(1/4 ページ)

» 2007年04月18日 13時36分 公開
[永山昌克,ITmedia]

 光学18倍ズーム搭載の710万画素機オリンパス「SP-550UZ」を使ってみた。ウルトラズームシリーズの最新作で、昨秋発売の「SP-510UZ」の上位モデルである。レンズはワイド側28ミリ、テレ側504ミリ相当をサポートし、手ブレ補正にはCCDシフト式を搭載する。

 ボディは、前面やレンズの側面などをラバーで覆った新デザインを採用。手のひらに載るくらいのコンパクトサイズで、本体重量は365グラム。最近はキヤノン「PowerShot TX1」や松下電器産業「DMC-TZ3」など高倍率ズーム搭載のコンパクト機が増えているが、光学10〜12倍ではなく、光学18倍でこのサイズはかなり小さい。ほかに光学18ズーム機はないので比較のしようがないが、画期的なサイズと重量といっていい。

photo オリンパス「SP-550UZ」。ラバー素材で覆われた曲線的なフォルム。レンズキャップは着脱式のものが付属する

 機能面での特徴は、高速連写ができること。連写に強いデジカメといえば、秒間5コマのオリンパス「FE-250」や、秒間7コマのカシオ計算機「EX-Z1050」などがあるが、SP-550UZはさらに速い秒間15コマを実現。同社としては2000年に発売した「E-100RS」に続く15コマ連写対応機である。

photophotophoto EDレンズや非球面レンズを組み込んで光学18倍ズームを実現。デジタルズームを併用すれば最大約100倍の撮影も可能(左)、背面には2.5型液晶と電子ビューファインダーを装備する。メニュー画面では多機能を細かく設定できる(中)、電源オンから約2.7秒で起動する。左はズームワイド側で、右はズームテレ側の状態(右)
photo 35ミリ判換算で28ミリ相当の焦点距離になるズームのワイド側で撮影。周辺部の色ズレは多少あるが、シャープネスや解像感は悪くない
photo 35ミリ判換算で504ミリ相当の焦点距離になるズームのテレ側で撮影。これほどの超望遠撮影を気楽に楽しめるデジカメはほかにない
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