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コンパクトと高画質、両方欲しい欲張りさんへ――サイバーショット「DSC-W200」レビュー(3/5 ページ)

» 2007年08月06日 16時42分 公開
[荻窪圭,ITmedia]

 液晶モニターは2.5インチながら11.5万画素とやや粗め。この辺は低コストなWシリーズということで仕方がないかも。

 さて気になる画質であるが、試しに、1000万画素のデジタル一眼レフ、ニコン「D40X」(関連記事)と似た位置、似た画角で撮った写真を比べてみた。

 コンパクトデジカメとしては非常にディテールも出てて優秀だけど、さすがにデジタル一眼レフとはクラスが違うかという感じ。撮像素子サイズが全然違うので画質に差が出るのは当たり前だが、とにかく「高画質」という人はやはりデジタル一眼レフを、コンパクトで「高画素」を求める人はW200を、と考えていいだろう。

 それ以外は高感度時のノイズも頑張って押さえているし、ダイナミックレンジオプティマイザのおかげでコントラストが自動調整されるのもよい。

 光学ファインダー、コンサバなカメラスタイル、分かりやすい撮影モードダイヤル、厚さが約22.1ミリの薄いボディと3倍ズームコンパクトデジカメとしては非常にまとまったモデル。

 使い勝手もいいし失敗も少ないので、1200万画素にこだわらない人でも普通の「高画質な3倍ズームコンパクト」として悪くない選択かと思う。

バッテリーはGタイプで、インフォリチウムではない(残量が細かく表示されないタイプ)。メディアはメモリースティックDuoである

作例

ワイド端とテレ端でコペンハーゲンの街を撮影。天候が悪いためディテールはつぶれぎみだがしょうがない
スウェーデンのマルメ中央駅。ワイド端でも歪みはさほどなく、色もきれいに出ている。1200万画素だけあり、クレーンや時計のディテールも問題なし。ISOオートで撮影するとISO125となった。これが基本感度のようだ

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