大げさではなく、iPodは僕らのミュージックライフを大きく変えたと思う。それまでテープやCD、MDがHDDやフラッシュメモリに変わっただけではなく、クリックホイールに代表される扱いやすいインタフェースを伴っていたことから、「自宅のミュージックライブラリーをすべて持ち歩く」こともなんら難しいことではなくなったのだから。
ただでさえ僕らのミュージックライフを充実させてくれるiPodだが、各社から提供されているアクセサリーを組み合わせることで、その活躍の場所は大きく広がり、その楽しみもまたより大きくなる。前回のケース編に引き続き、ここではiPodの魅力をより引き出してくれるアクセサリー類を紹介しよう。
大量の音楽を持ち込みたい場所のひとつがクルマの中。トリニティの「DIASONIC Cup Holder FM Transmitter」はたいていのクルマには用意されているカップホルダーをうまく利用したFMトランスミッターだ。大ぶりなコップのようなボディには液晶画面も用意されており、利用している周波数が一目で確認できる。現在販売されている全種類のiPodに対応したDockアダプターが付属しているほか、ビデオアウトを利用して車載テレビなどでiPodのビデオを楽しめる点も見逃せない。
ブライトンネットの「Mini FM Transmitter for iPod」は親指ほどのコンパクトなFMトランスミッター。iPod本体の液晶を使って周波数確認が可能で、周波数は76〜90MHの間で変更可能だ。クルマのエンジンスタートに連動してiPodの電源ON/再生開始、エンジンを止めると再生が一時停止し、約2分後にiPodの電源もOFFになる「オートオペレーション機能」を搭載しており、カーオーディオの一部のようにiPodを扱える。iPodを固定するホルダー類は付属しないので、「Wood Style Holder」などと組み合わせよう。
エレコムの「AVD-CHLA5GBK」はシンプルな車載用ホルダー。対応するiPodは第5世代iPodとiPod mini。円筒形のスタンド部分は一般的なクルマのカップホルダーのサイズである350ミリアルミ缶サイズなので、ほとんどのクルマで利用できる。iPodとスタンド部分はマジックテープ(ベルクロ)で固定されており、ワンアクションでiPodを脱着できる。また、スタンド部分内部は空洞でケーブルやヘッドフォンといった小物を収納できるのもポイントだ。
アクセサリーの中でも変わりダネのひとつが、このアップルの「Nike + iPod Sport Kit」。小型のセンサーと組み合わせることでiPod nanoをジョギング時のミュージックプレーヤーとしてだけではなく、万歩計やストップウォッチのかわりにも活用できる。本格的に利用するには対応シューズも用意する必要があるが、テーピングなどでシューズに固定しても十分利用に耐える。Webサービスも用意されており、走った距離を仲間同士で競ったりすることもできる。
iPod用のDockといえば、iPodを充電したり音楽やビデオを外部機器へ出力するアイテムだが、クリエイティブメディアの「Xdock」は同社独自の「X-Fiテクノロジー」によって音質を高める、サラウンド化も行える製品だ。もちろん、通常のDockとしての機能も持ち合わせる。また、別売のX-Fi Wireless Receiverを組み合わせればワイヤレスで高音質化したiPodのサウンドが楽しめる。
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