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ソニー、笑顔をとらえるサイバーショット「DSC-T200」合い言葉は「はい、ソニー」

» 2007年09月04日 15時00分 公開
[ITmedia]

 ソニーは9月4日、コンパクトデジカメ“サイバーショット”の新製品「DSC-T200」を9月21日より販売開始すると発表した。価格はオープンで、実売想定価格は4万8000円前後。

photo 「DSC-T200」

 屈折光学系を備えたスリムデジカメ「DSC-T100」の後継機種。撮像素子はかわらず有効810万画素 1/2.5型 Super HAD CCDだが、ひとの笑う笑顔を自動検出してシャッターをきる笑顔検出機能「スマイルシャッター」を新搭載した。

 これはDSC-T100に搭載された顔検出機能「顔キメ」を発展させたもので、シャッター半押しの状態で検出が開始され、カメラが対象人物が笑った瞬間をとらえ、最大6枚の撮影を自動的に行う。顔そのものは顔検出機能で検知されているため、AE/AFやホワイトバランスの調整、赤目軽減なども自動的にカメラが行ってくれる。笑い顔で自動的にシャッターがきれるため、集合写真や自分撮り用のセルフタイマーとしても利用できる。

 平常時の顔と笑ったときの顔をデータベース化して解析したことで本機能の搭載が可能となっており、具体的には口角(口の両端)の変化や目の細まり具合からその顔が笑顔かどうかを判断しているという。ただ、複数人数の笑顔への変化は認識できず、複数の顔をカメラが認識している場合には、任意の1人を選択することになる。また、検知レベルの設定(3段階)も可能で、ほほえみから大爆笑までさまざまな笑い顔を写真に収めることが可能だ。

 背面液晶はDSC-T100の3インチから3.5インチワイドへと大型化した。大型化に伴い操作系も一部変更され、16:9モードでの撮影時には背面液晶が全画面表示となり、GUIアイコンが半透明表示される(4:3モード時は中央に画面、左右にGUIアイコンが並ぶ)。操作はDSC-T50などにも採用されているタッチパネル式となっており、直感的な操作が行える。タッチパネルを活用するべく、プリクラのようなスタンプやフレームの種類も増加している。

photophoto 背面液晶は大型の3.5インチワイド(左)、カラーバリエーションはレッドとブラック、シルバーを用意(右)

 レンズは屈曲式の光学5倍ズームレンズ(35ミリ換算 35〜175ミリ、F値はF3.5〜4.4)で、画像処理エンジンは引き続き「BIONZ」を搭載。ISO3200までの高感度撮影が行える。光学式手ブレ補正機能も備える。対応メディアはメモリースティックデュオ/PRO デュオ。CIPA基準で約250枚の撮影が可能だ。

 カメラ内レタッチ機能も強化されており、テレビに映し出す/ブログやメール添付するためのリサイズをはじめ、各種フィルター(ソフトフォーカス/パートカラー/クロス/魚眼/レトロ/放射)も用意されている。

 新バッテリー「NP-BD1」の採用により、ボディは20.4ミリとさらに薄くなった。これはDSC-T100はもちろん、DSC-T100と同時発表された小型モデル「DSC-T20」よりも薄い。そのほかDSC-T100で採用されたハイビジョンテレビへの出力機能なども引き続き搭載する。

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