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動画で見る「Rolly」

» 2007年09月10日 16時53分 公開
[ITmedia]

 ソニーから発表された“サウンドエンターテインメントプレーヤー”「Rolly」。ユニークなスタイルやコンセプトも興味深いが、なんといっても「踊る」ことに目が行く人も多いはず。発表と同時に行われたデビューイベントで、踊りっぷりをチェックしてきた。

photo “サウンドエンターテインメントプレーヤー”「Rolly」

 既報のように、Rollyはミュージックプレーヤーながらも、曲にあわせてアームやホイールを動かすことで“踊る”(モーション)機能を備えており、振り付けの方法は全部で3つが用意されている。

 曲をRolly自身で解析して振り付けを考える「セルフモーション」、楽曲転送の際にPC側アプリケーションで曲を解析して振り付けを自動生成する「おまかせオートモーション」、添付アプリケーションでゼロからユーザーが生成する「カスタムモーション」だ。

 「セルフモーション」と「おまかせオートモーション」はいずれも曲にあわせた自動生成機能だが、おまかせオートモーションの方がPCの高機能なCPUと高度なプログラムを利用できるため、「より高度な振り付けが可能になる」(同社)という。なお、おまかせオートモーションで楽曲を解析する際にはHDDコンポ「ネットジューク」で楽曲の自動分類に利用されている「12音解析」の技術が利用されている。

 オリジナルの作成、あるいは高度なモーションの自動生成に必要となるのが、添付される「Motion Editor」だ。曲を読み込み波形を解析することからモーション作りはスタートし、自動生成するならばワンクリックで完了する。オリジナルを作成するならば、「どのタイミング」で「どの部分」を「どれだけ」動かすか、マウスで指定していく。アームの開閉など利用頻度の高い動きのパターンはテンプレート化されているので、それらをベースに、詳細を自分でアレンジするといった使い方もできる。

photophotophoto 「Motion Editor」

 「サウンドエンターテイメントプレーヤー」を名乗るRollyだけに、単なるミュージックプレーヤーとしてではなく、同社では「新たなエンタテイメントを提供するアイテム」としての付加価値を前面に押し出していく考えだ。「新しいアイテムが好きなひとはもちろんですが、スピーカーとしての音質も高いのですので、いい音で音楽を楽しみたいと考えるすべての人に提案していきます」(同社)

 3万9800円(実売想定価格)という価格についても、「Rollyならではの付加価値」を換算して欲しいという。「Rollyの価値を認めてもらえれば、この価格は決してそう高価なものではないと思います。逆を言えば、価値を認めてもらえるかが勝負。店頭やWeb、ソニービルやメディアージュといった場所までもフル活用してRollyに触れてもらう機会を設けていきたいと思います」(ソニーマーケティング マーケティングコミュニケーション&リサーチセンター センター長 兼 宣伝企画部 統括部長 河内聡一氏)

photophoto Bluetoothを利用した携帯電話からのストリーミング再生も可能なRolly。机上やベットサイドのスピーカー(プレーヤー)としても活用できる

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