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「Mr.インクレディブル」のブラッド・バード監督によるピクサー・アニメ「レミーのおいしいレストラン」が、DVDとBlu-ray Discの2フォーマットで登場。DVDは11月14日、Blu-ray Discは12月5日発売。
DVDは本編ディスクのみの通常版(3360円)と、特典グッズを同梱したコレクターズ・ボックス(15750円)の2種類。特典映像は共通で、監督のイントロダクション付きの未公開シーン、監督と料理監修をしたトーマス・ケラー(全米で最も予約が取りにくいといわれるレストラン「ザ・フレンチ・ランドリー」のオーナーシェフ)のインタビュー、短編アニメーション「リフテッド」などを収録。
コレクターズ・ボックスは5000セット限定。特典グッズとして、豪華装丁のアートブック「THE ART OF レミーのおいしいレストラン」や、シリアルナンバー付きの特製プリントアート(額入り)、レミーのオリジナルキャラクターをあしらったデミタスカップ&ソーサーのペアセットを同梱する。
Blu-ray Discは本編のみの1枚組で、4935円。音声は英語リニアPCM5.1hサラウンド、英語ドルビーデジタル5.1chサラウンド、日本語リニアPCM5.1hサラウンド、日本語ドルビーデジタル5.1chサラウンド。特典映像の詳細は未定となっている。
フランスの片田舎、ネズミのレミーは天才的な嗅覚と味覚を持ち、いつか一流のシェフになることを夢見ていた。ある日、レミーは下水道の濁流にのみこまれ、家族とはぐれてしまい、パリへとたどり着く。
一方、パリの高級レストラン・グストーに、亡き母の紹介状を持ってやって来た青年リングイニ。見習いシェフとして採用された彼は、料理の才能はゼロ。その上、うっかりミスでスープを台無しにしてしまう。それを見ていたレミーはいてもたってもいられなくなり、ついついキッチンに足を踏み入れ、スープを作り直してしまう。そのスープがお客さんたちに絶賛される。レミーが人間の言葉を理解すると知ったリングイニは、一緒にパリで一番のシェフを目指すことを思いつく。
本家ディズニーのアイドル、ミッキーマウスがいるにもかかわらず、主人公をネズミに設定し、しかも厨房に立たせるという、チャレンジ精神旺盛なピクサー。ちょっと引き気味に鑑賞したものの、終われば大感動。1人と1匹の友情、女性シェフとの恋、意地悪な先輩シェフの陰謀、評論家とシェフの関係など、いくつもの素材を織り込み、「誰でも名シェフ」の言葉を胸に決して夢を諦めないレミーの姿に勇気をもらう。
周囲にバレないよう、帽子に隠したレミーに髪の毛をつかまれ、ロボットのように操作されながら料理作りに奮闘するリングイのユーモラスな動き、ネズミ目線で描出される厨房など、アニメでしか表現できない演出もピクサーならではだ。
お腹がなりそうな料理も見どころのひとつ。ごちそうを目で楽しみ、味わい深い友情と成長の物語にホロリとする。究極の美食アニメ、ファミリーでもカップルでもおひとり様でも、美味しく召し上がれます。
関連サイト:http://www.disney.co.jp/movies/remy/(公式サイト)
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