(c) 2007 Warnerbros. Entertainment Inc. All rithts reserved. |
「ボーイズ・ドント・クライ」「ミリオンダラー・ベイビー」で2度のアカデミー賞に輝いたオスカー女優、ヒラリー・スワンク主演によるオカルト・スリラー「リーピング」が、10月12日にDVD、HD DVD、Blu-ray Discの3フォーマットでリリースされる。
DVDの特典映像は、専門家の話を交え、古代エジプトで起きたとされる10の災いに迫るドキュメンタリー「検証:十の災い」のほか、それぞれの役について、“ヘイブン”という町、リーピング:第七の災い、隠しボタンなど約30分を収録。HD DVD、Blu-ray Discの特典もDVDと同じで、価格は4980円。
謎の現象を科学的に解明してきた大学教授のキャサリンは、ある日、元上司の神父から、「危険が迫っている」と告げられる。一方、アメリカ南部の小さな町、ヘイブンで、1人の少年が原因不明の死を遂げ、川の水が血の色に染まる怪現象が発生。それは旧約聖書の“十の災い”にそっくりな現象だった。町の教師ダグは、この不可解な出来事の解明をキャサリンに依頼する。
川の水が赤いのはバクテリアのせいだと考えたキャサリンは、川の水を大学の研究所へと回すが、それが人間の血だということが判明。さらに、大量のカエルが降ってきたり、牧場の家畜が謎の病気で次々と死んだり、科学的に説明のつかない事件が続発する。神のなせる業と信じる村人たちは、神の怒りをもたらしたのは、死んだ少年の妹ローレンだと疑惑の目を向ける。
「ゴシカ」や「13ゴースト」などで知られるホラー専門のダーク・キャッスル・エンターテイメント作品。ヒラリー・スワンクしかスターが出演していないので、その分CGに予算をかけたのか、異常現象がとにかく頻繁に登場し、見た目にもハデなので、必見。
災いの象徴として、村人に忌み嫌われるローレンを演じたアナソフィア・ロブにも要注目。「チャーリーとチョコレート工場」で勝気なガム少女バイオレットを演じた子役で、スワンクに劣らない熱演を見せている。
本作、劇場公開時には「イナゴ少女、現る」なんて、いかにもB級なキャッチコピーがついていた。イナゴを操る少女?半分イナゴの少女?と期待も膨らむが、実はイナゴ少女でもなんでもない。確かに大量のイナゴに人々が襲われるシーンは見せ場のひとつだが。イナゴ少女はさておき、これ、オカルト作品としては優秀で、普通に怖がり楽しむことができる。
関連サイト:http://wwws.warnerbros.co.jp/thereaping/(公式サイト)
|
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
Special
PR