トキナーは11月16日、デジタル一眼レフカメラ用の大口径超広角ズームレンズ「AT-X 116 PRO DX」を発表した。ニコンおよびキヤノン用を2008年2月下旬に発売する予定で、価格はともに9万4500円。花形バヨネットフード「BH77A」が付属する。
APS-Cフォーマットの固体撮像素子に合わせた世界初の大口径超広角ズームレンズ。レンズ構成は11群13枚。P-MO非球面レンズを前群に配置したことで、後群に配置したガラスモールド非球面レンズと合わせてディストーションと各収差を補正した。また蛍石に限りなく近いSD(超低分散)ガラス「FK03」2枚の採用により、色収差を除去。ワイド端11mmからテレ端16mm(35mm判換算で16.5mm〜200mm)まで開放F値F2.8を実現している。
ワンタッチフォーカスクラッチにより、AF-MFの移行はピントリングを手前側へスライドさせるだけ。マニュアルフォーカス時のフィーリングは、ピントリングに適度なトルク感があり、精密なピント合わせが行えるという。最短撮影距離は0.3メートル。フィルターサイズは77mmで、C-PLフィルターなども使用できる。
外形寸法は、84(最大径)×89.2(長さ)ミリ。重量は560グラム。なお、キヤノン用は「EOS 40D」や「Kiss DIGITAL X」などレンズの焦点距離が1.6倍換算となるモデルのみに対応する。またニコンはDXフォーマットのみサポートする。
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