人気が衰えないデジタル一眼レフカメラは今年も大きく市場を拡大させた。コンパクトデジカメに比べれば扱いの難しさがあることは確かだが、慣れればコンパクトデジカメにはない高画質、幅広いシーンへ対応できる懐の深さ、そして拡張性の高さで、利用者の期待に応えてくれる。
セット販売されるレンズの性能が向上していることもあり、購入時のレンズと本体があれば十分に撮影を楽しめる。しかし、そこからさらに一歩踏み込んでみれば、驚くほど楽しい写真の世界が広がる。ここでは、最初の1台の次に手に入れたい、デジ一眼の世界を広げるアクセサリーたちを取り上げたい。
デジ一眼を初めて購入した人なら、本体に標準レンズと望遠レンズの2本をセットした、いわゆるダブルズームセットを買った人も多いだろう。その2本があればほとんどのシーンに対応できるが、カメラは使うレンズによってまったく違う顔を見せてくれる。デジ一眼ならではの「レンズ交換」も楽しむために、ダブルズームではカバーしきれない場面で活躍するレンズを実売5万円以下で探してみよう。
個人的なオススメはサードパーティ製のレンズ。性能は十分ながら比較的安価に購入できるのが特徴だ。撮影の幅を広げるという意味では、まず検討して欲しいのがマクロレンズ。タムロンの「SP AF90mm F/2.8 Di MACRO1:1」(リンク先はキヤノン用)は定評のある1本。トキナーの「AT-X 124 PRO DX 12-24mm F4(IF) ASPHERICAL」(リンク先はニコン用)を使えば、標準ズームでもカバーできない広角撮影が行える。シグマ「30mm F1.4 EX DC HSM」(リンク先はキヤノン用)は、使える局面の多い明るい単焦点レンズで、1本持っておくと便利だ。
暗い場所ではストロボ(フラッシュ)を使う場合も多いが、いかんせん、内蔵ストロボは光量が足りないことがほとんど。その上、被写体に真っ正面から強い光を当てることになってしまいがちなので、ポートレートでは顔の凹凸で濃い陰影ができてしまう。
ここで活躍するのが外部ストロボだ。カメラの上部(ホットシュー)に取り付ける外部ストロボは、首が上下左右に動き、壁や天井に向けて発光することで光を和らげ、自然な明るさで写真を撮ることができる。
キヤノン「スピードライト580EX II」、ニコン「スピードライト SB-800」、オリンパス「エレクトロニックフラッシュ FL-50R」、ソニー「HVL-F56AM」、パナソニック「DMW-FL50」、ペンタックス「オートストロボ AF540FGZ」など、各社の純正ストロボの最上位モデルは実売5万円以下で購入できる。
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