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クエンティン・タランティーノ監督の「デス・プルーフ」と対をなす2本立て風映画の第2弾、ロバート・ロドリゲス監督の「プラネット・テラー」が3月21日に2枚組のプレミアム・エディションとしてDVDリリースされる。
特典はロドリゲス監督によるオーディオ・コメンタリー、日本版劇場予告篇、TVスポット、インターナショナル版予告篇、スタッフとキャストのプロフィール、グラインドハウスについて、ロドリゲスによる10分間フィルムメーキング講座、バッド・アスな女性たち、男性キャストについて、レベル・ロドリゲスのキャスティング、壮絶スタントの舞台裏、味のある脇役キャラの説明などを収録している。
なお、「デス・プルーフ」と「プラネット・テラー」をセットにした「グラインドハウス コンプリートBOX(初回限定生産)」(9975円)も同日にリリース。
物語はテキサスの田舎町にある軍事基地から始まる。軍が違法の生物化学兵器を開発しているが、破壊された装置から有毒ガスが漏れ出す。やがて近隣の人々が感染し、ゾンビと化す。
ヒロインはダンサーのチェリー。雇い主とぶつかって店を飛び出したところ、元カレと偶然出会う。再会した2人は良いムードでドライブへ……というところで、ゾンビに襲われて、チェリーは片足を食べられてしまう。チェリーが運ばれた病院には、あちこち食べられた人たちが運び込まれ、大混乱に!
一番の見どころは、なんといってもヒロインのゾンビ退治シーン。失った右足をマシンガンにかえてゾンビを撃って、撃って、撃ちまくる。この義足の特撮が素晴らしく、とても合成とは思えない出来栄え。ゾンビたちに向って回し蹴りそして乱射、吹っ飛ぶゾンビたち。ヒロインは恍惚の表情を浮かべる。吹っ切れた女は美しく、強く、カッコイイのだ。演じるローズ・マッゴーワン嬢のエロカッコ良さにシビれる!
わざと入れたフィルムの傷やノイズ、極めつけはラブシーンの真っ最中に「リール喪失」のテロップを出し、肝心のところはすっ飛ばすという、ロドリゲスの遊び心とアイデアとおふざけが全編に渡って爆発!
ドロドロのゾンビメイクなど悪趣味エログロてんこ盛り。血みどろの残酷描写もかなりあるので、これを笑い飛ばせる方、アナーキーなゾンビ・ホラーの傑作なので必見です!
関連サイト:http://www.grindhousemovie.jp/(公式サイト)
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