おいしいものを食べたら撮る。いや、食べたら撮れないので、おいしそうなものは食べる前に撮る。ブログに載せるためだけではなく、食べたものの記録というほどのものでもなく、単に、おいしそうなものを写真に残したら気持ちいい、くらいの感じで撮る。そんな話をしよう。
春は旅行の季節。GWも旅行の季節。日帰りでも何でもいいけど、ちょっと遠くへ行ったら、地元でも食べられるようなチェーン店ではなく、その場所ならではの食材とか調理とかそんなものを楽しみたい。
料理を撮るときの基本は何度か書いているけれども、
テーブルに腕を押しつけてマクロモードにしてちょっと低い位置から撮るとこんな風にちょうどいい角度になる。カメラが低い位置にくるので液晶モニタを斜め上から見ることになるが、それでも何が写ってるかだいたい見えれば写真は撮れる。それがコンパクトデジカメの一番いいところ。
カメラを目の前に構えなくてもOKなので、さりげなく撮れるのだ。
ドイツで食べたパンケーキ。巨大なパンケーキにソーセージが6本も乗っておりました。多すぎ。うまかったが食べすぎでデザートを頼めませんでした。ああ。
左は全然おいしそうに見えない。色がヘン。昼間のオープンテラスなのになぜこんなに変な色なのかというと、この席は巨大な日よけの下にあり、その日よけの色のせいで光に色がついちゃってるからだ。太陽光でも白熱灯でも蛍光灯でもない微妙な光の色なので、オートホワイトバランスがうまく働かなかったのである。
そういうときはカスタム設定を使うべし。幸い、お皿が真っ白なので、白い皿が白くなるように設定。無事、白いものが白く撮れた。
という感じ。これだけ気をつけていれば、あとはいざとなったら「パソコン上でレタッチする」でよい。
ドイツの駅構内で買ったノルウェー風ファストフード。ホテルに持ち帰って食べる前にせっかくだからと撮ったのだが、カメラのセッティングがズレてて、やたら暗く撮れてしまった。そういうときはパソコン上で明るくしてやれば問題ない。
ちなみに、このファストフードはパッケージがお魚の形をしててとても可愛かったのである。むしろ中味よりこのパッケージにひかれたのかも。
料理を撮るときは、どの角度からどのくらいの範囲を撮るかがけっこう大事。テーブルの上の料理を全部いれようとすると、離れて撮らなきゃいけないし、ひとつひとつの料理が小さくなって何を撮りたかったか分かりづらくなる。
無理に1枚に全部収めなくてもいい。広い範囲を撮ろうと思ったら、縦位置にしてみるのも面白い。
広角レンズ(これは28ミリ相当)でちょっと上から縦位置で撮ると、手前にあるお皿は丸くに、遠くのお皿は斜めから遠近感が出てより様子が分かる。
ひとつの料理に注目するときは、少し低い位置から料理の立体感が出るように近寄って。お皿や料理の一部が欠けてもOK。でもお皿の形は分かるように、中心を少しずらすといい。
光の方向にもちょっと気を配って。
デンマークといえばデニッシュだ……といっていいのかどうか。以前、コペンハーゲンで入ったカフェでデニッシュが置いてあったのでコーヒーのおともとして食べてみた。
窓際で、お皿の向きを微妙に変えてある。お皿に入ってるカフェのロゴも一緒に撮ろうと思ったのだが、1枚目はお皿のふちが光ってしまってロゴがよく分からない。そこで2枚目。光の当たり方をちょっと変えてロゴも一緒に撮ってみたわけである。
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