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新東京タワーの名称“候補”が決定

» 2008年03月19日 22時41分 公開
[芹澤隆徳,ITmedia]

 東武鉄道と新東京タワー株式会社は3月19日、東京都墨田区押上・業平橋地区に計画されている“新東京タワー”の名称案を発表した。昨年秋の名称案募集で全国から寄せられた1万8606件の中から、作詞家の阿木燿子さんをはじめとする有識者10人による「新タワー名称検討委員会」が選定した。4月から再び公募による投票を行い、得票数がもっとも多かった名称に決定する。

 名称案は以下の通り。

  • 東京EDOタワー
  • 東京スカイツリー
  • みらいタワー
  • ゆめみやぐら
  • ライジングイーストタワー
  • ライジングタワー
photophoto 名称案発表の様子

 選考にあたり新タワー名称検討委員会は、まず商標などとしてすでに登録されているものを除外した。この作業により、昨年の公募で票を集めた「大江戸タワー」「新東京タワー」「さくらタワー」などの名称案が候補から外れたという。

 選考基準は主に3点で、「新タワーのイメージや革新的な技術を表していること、子どもから外国人まで憶えられる名称であること、日本を代表するタワーとして皆に愛され、品格を備えた名称であること」。このほかにも名称案を英訳した際の意味、あるいは名称を略して発音する際の語感なども考慮した。「ライジングイーストタワー」「ライジングタワー」という一見似ている名称案が残されたのは、略したときの呼び方が大きく異なるという判断だ。

 「選考作業は楽しく、大変だった。6つに絞るのはある意味でつらいが、それだけに自信を持って推薦できる名称案になったと思う」(新タワー名称検討委員会の委員で言語学者の飯田朝子中央大学準教授)。

photophoto 新タワー名称検討委員会(左)と新タワーの模型(右)。約610メートルと世界一高い電波塔は、足下に商業施設や公園を擁する地域のコミュニティ拠点となる。その建設計画は、東京の東側を活気づかせるという意味で「Rising East Project」と名付けられている

 最終投票は、4月1日〜5月30日に実施される。全国からWeb(携帯電話からの投票も可)やハガキによる投票を受け付け、6月上旬には“もっとも得票数の多かった名称”に決定される予定だ。

 投票の参加資格はとくになし。投票した人の中から抽選で「開業時に一番最初にエレベーターに乗れる権利」や大画面薄型テレビなどが当たるプレゼントも用意した。詳細は「Rising East project」のWebサイト(http://www.rising-east.jp/)を参照してほしい。

プレゼント 概要
Aコース(名づけ親賞) 決定した名称に投票した人から抽選。賞品は「開業時に一番最初にエレベーターに乗れる権利」と副賞50万円(1名)、もしくは「新タワー開業記念シリアル番号入りオリジナルチケット」(100名)
Bコース(地デジ賞) シャープAQUOS「LC-32D30」(グリーン、レッドを各1名)
ソニー「XEL-1」(3名)
東芝REGZA「46RF350」(1名)
日立「UT37-XV700」(2名)
パナソニックVIERA「TH-46PZ80-K」(2名)
三菱REAL「LCD-32H8500X」(2名)
Cコース(地域協賛賞) アサヒスーパードライ1ケース(100名)
バンダイ「夢のロイヤルふぁみりーたまごっちプラス」(144名)
ライオン「賞品詰め合わせセット」(50名)
Dコース(東武グループ賞) 東武トラベル旅行券2万円ぶん(10名)
東武ホテルレバント東京宿泊券(5組10名)
東武グループゴルフ場利用権(2組8名)
新タワー賞 新タワーオリジナルエコバック(3000名)
投票時にA〜Dコースを選択する。Aコースを選んだ場合、投票した名称案に決まらなければ新タワー賞を除いて抽選の対象にならない

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