画質設定では、新たに「カスタムイメージ」をサポート。K100Dでは「画像仕上」とされていた機能を拡張したもので、従来の「鮮やか」「ナチュラル」に加え、「人物」「風景」「雅(MIYABI)」「モノトーン」の6種類となった。
Fnボタンを押し、十字ボタン中央のOKボタンを押すとカスタムイメージの設定画面となる。カスタムイメージごとに彩度や色相、コントラスト、シャープネスが設定されており、いずれかのカスタムイメージを選択する以外にも、自分でカスタマイズすることもできる。
K100Dから継承されたのはモードダイヤルに配置された「オートピクチャーモード」やピクチャーモード、8種類のシーンモード。オートピクチャーモードは、最近のコンパクトデジタルカメラで増えてきた「お任せ」モード。カメラが撮影シーンを自動で判断し、最適な撮影設定を適用するという機能で、K200Dでは人物、風景、マクロ、動体の4種類を認識する。
独特なのがシャッターボタン付近に用意された「グリーンボタン」。K200Dには「ハイパープログラム」「ハイパーマニュアル」といわれるようなK20Dの撮影方法は用意されていないが、グリーンボタンを押すことで、マニュアル露出時に適正露出に設定されたり、プログラムシフト時に標準プログラムに移行できる。
難しそうな機能は省きつつ、シーンモードやオートピクチャーモードも含めて初心者でも使いやすいように配慮されているカメラがK200Dと言える。
しかも、K10Dの機能を多く継承するだけではなく、フラグシップモデルであるK20Dの機能も取り込んだことで、初心者だけでなく中級者以上でも満足できるデキに仕上がっている。
特に、このクラスでは破格の防塵・防滴性能を備えているのも大きなポイント。一般的な利用でも、砂ぼこりが舞う中や水がはねるような場面で写真を撮る状況になることは多いはずで、そうした状況でも安心して使えるのはメリットだ。
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