ハドソンは3月29日、アップルストア銀座店で同社のiPod touch/iPhone向けサイト「Do the Hudson!!」に関するイベントを開催した。会場には高橋名人こと同社“名人”の高橋利幸氏も登場、ゲームをはじめとしたiPod touch向けのアプリケーションを紹介した。
「Do the Hudson!!」は2007年12月にオープン、現在はiPod touch/iPhone向けのAjaxベースゲームやムービーを無料配信してるほか、高橋名人の公式ブログ「16連射のつぶやき」なども掲載されている。iPod touch/iPhone向けということもあり、英語版が用意されているのも特徴だ。
イベントは高橋名人とブログ「iPhone・iPod touchラボ」を主催する近江幹氏のトークセッションでスタート。Macについては「Macintosh SE」から、iPodについては初代からという高橋名人のヘビーなMac/iPodユーザーぶりが語られた。
高橋名人はiPod touchについて「ハドソンはゲームメーカーで軸はゲームだけど、iPod touchで面白いことを表現できればいいなあ、と模索している段階だと思う」と同社の取り組みを紹介。加速度センサーを活用したアイディアを披露するなど、単にゲームソフトの提供のみならず、ゲーム的な考え・面白さをiPod touchへ取り込んでいきたいとした。
iPod touchはSDKが公開されたことでサードパーティーによるアプリケーション開発に門戸が開かれた状態だが、ハドソンもネイティブアプリの開発をスタート、20種類以上を投入することが同社柴田真人氏(執行役員 ネットワークカンパニープレジデント)から明らかにされた。
SDK提供開始から間もないこともあり提供開始時期や価格など、「詳細は明らかにできない状態」(柴田氏)とのことだが、「ボンバーマン」など同社の定番ゲームソフトから、マルチタッチや加速度センサー、内蔵無線LANなどiPod touchならではの機能を利用した新機軸のソフトも提供する考えだ。
柴田氏は「ボンバーマン」という“モロわかり”なものから、「スターソルジャー」シリーズを連想させる「シューティング」、はては「愛」「見返り美人」「スカートめくり」という??なものまでさまざまなキーワードを挙げたが、なかでも注目してほしいというのが「卵」。
「卵」がゲームなのかアクセサリーなのか、はたまたネットワークサービスに準じるものなのか詳細は語られなかったが、「ネットワークとZ軸をつかったキラーコンテンツになるはず」だという。「定番もやるけれど、、画期的なインタフェースで世の中を変えるようなものを作り出していきたい」(柴田氏)
イベントの最後はDo the Hudson!!で提供されている「名人を探せ!」を使ったゲーム大会。これは「ウォーリーを探せ」のような本物探しゲームだが、マルチタッチを利用したインタフェースが取り入れられており、指先で画面を拡大しながらゲームが楽しめる。優勝者には同社のWii用ゲームソフト「DECA SPORTA」、参加者全員もiTunes Cardがプレゼントされた。
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