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ドン・ウィンズロウ原作の「ボビーZの気怠く優雅な人生」を映画化したアクション「ボビーZ」が、4月23日にBlu-ray Discでリリースされる。特典は撮影の舞台裏を収めたメイキング映像とオリジナル劇場予告編。
元海兵隊員のティム(ポール・ウォーカー)は現在、服役中。塀の中でもトラブルばかりを起こし、他の囚人に命を狙われている。そこへ、麻薬取締局の捜査官(ローレンス・フィッシュバーン)から、おとり捜査の話が持ちかけられる。伝説の麻薬王“ボビーZ”になりすまし、事件を解決すれば、自由の身にするという。彼がボビーZにソックリだから、というのが理由だ。協力に応じた彼に、次々と敵が現れる。麻薬王、ギャング、捜査官、そしてついに本物のボビーZにも命を狙われるハメに。
ボビーZとうり二つのティム。ティムの生い立ちと並行してボビーZの成り上がり人生も描かれる。ティムはボビーZの替え玉になるため、短期間で彼の交友関係、趣味、食べ物の好き嫌いなどを叩き込まれる。ボビーZとしてメキシコの麻薬王に会いに行くと、そこでティムはボビーの元恋人エリザベス(オリヴィア・ワイルド)、そしてボビーZの息子と出会うが……。
監督は「15ミニッツ」「2 days トゥー・デイズ」のジョン・ハーツフェルド。主演のポール・ウォーカーは「ワイルド・スピード」でも潜入捜査官を演じていたが、特別マッチョでもないし、格別アクションにキレがあるわけでもないが、妙に親しみと薄っぺらさを感じさせ、B級アクションにピッタリだ。
共演はクセのある役者が揃っている。麻薬捜査官に「マトリックス」シリーズのローレンス・フィッシュバーン、麻薬王に「デスペラード」のヨアキム・デ・アルメイダ。
ボビーZとして牧場から馬で逃げ、バイク軍団とやりあい、岩陰で敵と肉弾戦。軍隊仕込みの体力と強運を生かして、ポール・ウォーカーが痛快なアクションを披露する。
サバイバル・アクションをメインに、お約束の美女も登場し、「グロリア」を思わせる子連れロードムービーのテイストもある。頭を空っぽにして楽しむには最適の1本。
それにしても、笑えるのがボビーZとティムが全然似てないこと。普通はポール・ウォーカーの一人二役にするだろうに、別の役者が演じている。ちなみに本物のボビーZを演じているのは「SEX AND THE CITY セックス・アンド・ザ・シティ(Season 6)」「ジャケット」のジェイソン・ルイス。
関連サイト:http://www.so-net.ne.jp/movie/sonypictures/homevideo/bobbyz/index.html(公式サイト)
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