ITmedia NEWS >
レビュー
» 2008年06月18日 14時29分 公開

三菱初のBDレコーダー「DVR-BZ200」を検証する(3)(2/3 ページ)

[坪山博貴,ITmedia]

ハイプロファイルらしい劣化の少ないMPEG4/AVC録画

 本機はフルHD解像度のままMPEG4/AVC記録(H.264エンコード)に対応している。エンコードはDIGAで採用済みのパナソニック製統合チップ「UniPhier」(ユニフィエ)で実現されており、ハイプロファイルに対応。AF/AN/AEの3つの録画モードが用意されており、ビットレートはそれぞれ約13M/8.5M/5.5Mbpsとなる。DVD-Rメディアへの録画可能時間を比較するとDIGAのHG/HX/HEモードと合致しており、エンコード時のパラメータも同じではないかと思われる。

 MPEG4/AVCによる録画画質はなかなか立派だ。もっともビットレートの低いAEでも解像感は十分に保たれており、フルHDのままH.264エンコードを行う弊害はとくに感じない。明白に劣化を感じるのは背景の草木や岩肌といった部分だが、ビットレートを落とすに際してどこの情報を削るのかという点では適切。発色もDRモードと比較して大きな傾向の変化はないが、AEでは若干あっさりめの発色に感じることがあった。

 もっともビットレートの低いAEでも常用できそうだが、シーンチェンジや動きの激しいシーンでの破綻を考慮すると、常用はビットレートが8Mbps台のANかな、というあたりは、従来のH.264エンコード対応製品とは変わらなさそうだ。まったく同じとまでは言わないまでも、エンコードに同じチップを採用しているDIGAシリーズに近い傾向といえる。

photophoto DRモード(左)とAFモード(右)の比較
photophoto 上と同じ素材をANモード(左)とAEモード(右)で比較したところ。テロップの乱れはAEでもほとんど感じない。拡大すると若干エッジの乱れもあるのだが、通常の視聴範囲内では区別はつかないだろう。建物の描写はビットレートが下がるごとに少しずつ甘くなるが、解像度の低下を感じるレベルではないだろう
photophoto DRモード(左)とAFモード(右)の比較
photophoto 上と同じ素材をANモード(左)とAEモード(右)で比較したところ。建物部分の描写に対して、背景の山肌は変化が大きいのが分かる。ANとAEでも結構な画質差が出る部分だ。逆のエッジのはっきりしている建物部分の描写力はAEでもかなり高いことが分かる
photophoto DRモード(左)とAFモード(右)の比較
photophoto 上と同じ素材をANモード(左)とAEモード(右)で比較したところ。人肌のグラデーションはAEでもほとんど荒れていないが、髪の毛の部分は劣化がビットレートに応じて着実に変化しているのが分かる。さすがに髪の毛などは着目して見ていると、横並びで比較していなくてもAEではベタっと潰れているな、と感じることはあった

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.