松下電器産業は7月23日、ヘアードライヤー「ナノケア」やメンズシェーバー「ラムダッシュ」など美容機器の新製品を発表した。これまで「ナショナル」ブランドで展開していたウェルネス製品だが、秋の社名変更を前に衣替え。新たに“Panasonic Beauty”(パナソニック ビューティー)を掲げ、男女を問わず幅広い世代に対して“美”を訴求する。
あいさつに立った同社ナショナルウェルネスマーケティング本部の高瀬豊本部長は、「これまでは20〜40代の女性と30〜50代の男性が(美容器需要の)中心だった。しかし世代の幅は広がり、その傾向は加速している」と指摘する。「女性が美しくなれば、男性が変わる。男性が格好よくなれば、女性が変わる。Panasonic Beautyは、先進技術、スタイリッシュなデザイン、そしてアカデミックに検証された裏付けのある美容効果といった独自の価値で、さらに進化した“美しさ”を提供する」(同氏)。
ナノケアは、水に高電圧をかけて生成されるnanoe(ナノイー)イオンを利用する美容機器。マイナス電荷を帯びた微細なイオンは弱酸性で、例えばドライヤーに応用するとブラッシング時のダメージから髪を守ったり、地肌の水分量を整えてフケを抑えるといった効果が確認されている。
新製品「EH-NA」シリーズでは、nanoeイオン発生器に新たに“パルス方式”を採用。1分間に50回(50Hz)イオンを送り出すことで、髪の水分量を均一化して“うねり”や“くせ毛”を抑える。「髪のうねりやくせ毛は、水分量のバラツキが原因。これを均一にするには、従来のように多量のnanoeイオンを継続的に髪にあてるより、断続的にイオンを送り出してキューティクルの一枚一枚に浸透させるほうが効率的だと分かった」(松下電工ビューティ・ライフ事業部の長崎春樹事業部長)。
髪をまっすぐにするストレート性能(同社評価基準による)は従来機比で20%アップ。うねりを抑え続ける“持続性”に関しても従来の約8倍に延びた。「新製品を使用した場合、髪を整えてから8時間が経過しても、従来製品の1時間後と同程度のストレート髪だった」(同社)。さらに表面のキューティクルが整えられるため、光の乱反射が抑えられて髪につやが出るという。
ヘアードライヤーは、風量が毎分1.3立方メートルの上位モデル「EH-NA90」と、同じく毎分1.1立方メートルの低騒音タイプ「EH-NA50」をラインアップ。それぞれ3色のカラーバリエーションがある。
型番 | EH-NA90 | EH-NA50 |
---|---|---|
カラー | レッド、ブラウン調、白 | 青、ゴールド調、ピンク |
消費電力 | 1200ワット/600ワット | |
風量 | 1.3立方メートル/分(ターボ時) | 1.1立方メートル/分(ターボ時) |
重量 | 約580グラム | 約550グラム |
付属品 | 置き台、セットノズル、掃除ブラシ | 掃除ブラシ |
価格 | オープン(実売2万円前後) | オープン(実売1万5000円前後) |
発売日 | 9月1日 | |
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