ボディはシャープでメカっぽい印象のデザイン。防水デジカメとは思えないくらい、うまくデザインされたグリップやフロントパネルはなかなかよくできていると思う。ディスプレイは2.5型の23万画素。視野角が広くて斜めからでも見やすいのはよい。なかなかのクオリティだ。
撮影機能にマニュアル露出系はないけれども、それ以外は結構豊富である。面白いくらい豊富。
まずは「顔検出」。背面の顔検出ボタンを押すとオンになる。高速な顔検出機能は最大32人まで。顔が斜めになっていても問題なし。検出も高速。そのかわり、顔じゃないものを顔と認識することも多い。まあ使う側としては高速でさっと見つけてくれる楽しさが勝つかな。
もう一度顔検出ボタンを押すと「スマイルキャッチ」モードになる。笑顔を検出すると自動的にシャッターが切れるモード。ソニーの「スマイルシャッター」と違うのは、W60は通常の撮影モードでもすぐ「スマイルキャッチ」が可能なことと、スマイルキャッチモードでもシャッターを指で押せば、普通に(任意のタイミングで)撮影できるということ。スマイルキャッチ時は自動シャッターでも手動シャッターでも使えるということだ。確かに笑顔でシャッターが切れた。
「顔検出」系でもうひとつ、「まばたき検出」機能も紹介する。目をつぶったと認識すれば、撮影後の画像確認で「目を閉じていました」と教えてくれる機能だ。でも結構アバウトで、まばたきが検出されたけど、よく見るとちゃんと目が開いてるじゃん、というケースもあった。まあ、目をつぶってるのに検出されないのはよくないが、その逆は、警告をスルーすればいいだけなので大して問題ではなかろう。顔検出の応用機能としてはちょっと面白い。
顔を検出した写真は再生時に、顔検出ボタンを押すことで顔を順番にアップで見せてくれる。
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