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歩いてイスカンダルに行ってみた――バンダイ「遊歩計」橘十徳の「いいトシして玩具三昧」第16回(1/2 ページ)

» 2009年04月14日 03時36分 公開
[橘十徳,ITmedia]
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 春らんまんの暖かさが続いているが、服装が薄手になってくると気になるのがお腹の脂肪だ。冬の間、外に出るのがおっくうで運動不足になり、体重が増えてしまった人も少なくないのではないだろうか。

 メタボの解消に効果的なのは、なんといってもウォーキングだ。ランニングに比べて特別なシューズはいらないし、けがをするリスクも少ない。忙しい社会人が仕事の合間に行う運動としては理想的だと思う。ただし、ウォーキングで問題なのが退屈になりがちなことだ。移動スピードが遅いので、景色が良くないところを歩いていると、やはり飽きてしまう。携帯オーディオプレーヤーで音楽を聞きながら歩いている人も多いが、最近ではゲーム機能を持った歩数計もオススメだ。

photo 「14万8千光年を歩く。」と書かれたパッケージ (c)東北新社 (c)BANDAI2008 (c)2008 SSD COMPANY LIMITED

 中でも昨年末に発売された「遊歩計(ゆうほけい)/宇宙戦艦ヤマト〜歩いてイスカンダルへ〜」という商品は要注目。これはアニメの「宇宙戦艦ヤマト」をテーマにした歩数計。歩いて歩数を増やしていくごとに、ヤマトのストーリーに沿ったさまざまなイベントが発生するので、幼いころに味わった感動を追体験できる。ウォーキングのモチベーションを高める手段としても最適だ。

 メーカー希望小売価格が税込み4725円のところ、今回は楽天市場の某店で税・送料込み4068円で発売していたので購入した。歩数計として見れば少々高いが、ゲーム機能を考えると妥当という見方もできる。この商品を使うことで健康維持ができれば、けっして高いものではないと思う。

コンパクトな本体

 実際に届いた商品を見てみると、予想以上にコンパクトだ。サイズは68(幅)×45(高さ)×15(厚さ)ミリで、重さは約38グラム。これならスーツのポケットに入れても邪魔にならない。

 パッケージは簡素なものだが、説明書はけっこう分厚い。最近の説明書は大きな紙が1枚折りたたまれているだけというパターンが多いが、この商品の場合、30ページ以上もあるが、それだけ多機能ということなのだろう。

 本体は濃いグレーをした樹脂性で、液晶の枠だけ黒くなっている。ボタンは赤色で、キャンセルボタン・決定ボタン・選択ボタンの3つを搭載。本体デザインはとくにSFチックに仕上げられているわけではなく、姉妹品の「母をたずねて三千里」と色違いになっている。本体の質感もあまり高くないが、値段が値段だけに仕方ないだろう。

photophoto コンパクトな本体。まずは日時を設定する(左)。裏面にはスピーカーとリセットスイッチ、電池ケースがある(右)

 本体の下部にはストラップの取り付け部が用意されているが、ストラップ自体は付いていない。本体はかなり小さく、紛失しやすいので、なにか付けておいたほうが安心だろう。電池はボタン電池のCR-2032が1個で、パッケージに付属しているが、これはテスト用電池だ。すぐに消耗するので、あらかじめ交換用の電池を用意しておこう。背面の電池ケースは、細い針金のようなものでストッパーボタンを押しながら開けるようになっており、ネジ止めと違ってすぐに開けられるので便利だ。

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