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意外とテクニックが求められるハイテクコマ「LuminoDisc」橘十徳の「いいトシして玩具三昧」第19回(1/2 ページ)

» 2009年07月07日 06時04分 公開
[橘十徳,ITmedia]
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 最近、子どもたちの間でベイブレードが大流行しているという。あれはあれで面白いが、道具を使ってだれでも簡単に回せるという点が、ワタクシのようなオジサン世代から見るとチト物足りない。昔はベーゴマやコマを回すためにはテクニックが必要で、それなりに練習して身に付けなければならなかったはずだ。

 そんな昔のコマ回しの面白さを味わいたい人にオススメしたいのが、バンダイが発売した「Lumino Disc」。このオモチャ、LEDで回転数や方角を表示するというハイテクなコマなのだが、回す動作そのものは手で行う必要がある。昔のように何回も練習してテクニックを習得しなければならないシビアなグッズなのである。しかし、だからこそやりがいがあるというものだ。

 価格は楽天市場の某店で税・送料込み1630円。手で回すコマと考えるとチト高いが、なにしろ回転数の計測機能付きなので仕方ない。まあコミコミで1500円は切ってほしかったというのが本音だが、これまでにない商品ということで購入に踏み切った。カラーはブラックとシルバー、ホワイトの3色が用意されているが、今回はLEDの照明が映えそうなブラックを選択した。

photo バンダイ「Lumino Disc」。手の平サイズのコンパクトな本体。表面には目盛りが印刷されている

ハンドルが収納可能で携帯性は良好

 届いた実物を見ると、意外と小さい。Webサイトでは巨大な円盤のように見えたが、こんなに小さかったのかと少し驚く。実際に図ってみたら、直径は82ミリだった。パッケージには、指でつまむハンドルが収納された「キャリースタイル」の状態で入っている。使用するときはハンドルをつまんで垂直に立てる「プレイスタイル」の状態にする。キャリースタイルの状態だと薄い円盤のような形になり、ハンドルのヒンジがある中央部の盛り上がりもそれほど厚くないので、ポケットにスッと入れられる。携帯性はかなり良好だ。

photophoto ハンドルを収納すると薄い円盤状になり、持ち運びに便利(左)。電池ケースのカバーはネジ止めなので、開け閉めには精密ドライバーが必要(右)

 今回はブラックを選んだわけだが、つや消しの塗装はあまり質感が高くない。LEDが光る透明な小窓も基盤がそのまま見えていて、安っぽく見える。ただ、ハンドルの先端には滑り止めのためゴム製になっていたり、ストラップを通す穴が付いていたりと、細かな部分で使いやすいように配慮されている。なお、表面には分度器の目盛りのような表示が印刷されていて、「N」「E」「S」と方位を示すアルファベットも入っているが、この表示にはほとんど意味はない。デザイン上のアクセントにはなっているが、正直、なにも書いていないシンプルなデザインでも良かったと思う。

 裏側には電池ケースがある。使用する電池はコイン電池のCR2032が2個で、対角線上に1個ずつ配置されている。おそらく重量バランスを取るためにこのような配置にしたのだろう。パッケージにテスト電池が同梱されており、絶縁フィルムを引き出せばすぐに使用できるようになっている。

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