シャープが7月30日に発売した「BD-HDW700」は、Blu-ray 3D再生に対応した“AQUOSブルーレイ”のフラグシップ機だ。最大10倍の長時間録画やスカパー!HD録画にくわえ、他社に先駆けてBDXLをサポートするなど非常に多機能なBlu-ray Discレコーダーに仕上げている。8月3日に催されたシャープの製品説明会をもとにBD-HDW700の機能を紹介していこう。
AQUOSブルーレイの3D対応機は、1TバイトのHDDを内蔵した「BD-HDW70」と2Tバイトの「BD-HDW700」の2機種。大きな違いはHDD容量のみで、基本的な録画機能に差はない。ただし、BD-HDW700には高剛性シャーシやオーディオ専用コンデンサの採用、アース付きの3芯極太電源ケーブルといった高音質パーツがおごられている。天板をたたいてみると、その音で剛性の高さがよく分かった。
注目のBDXLは、従来は2層50Gバイトまでだったデータ記録層を3層/4層へ多層化してBD1枚あたりの記憶容量を拡張する新規格だ。一度だけ書き込めるライトワンス型が100Gバイト/3層と128Gバイト/4層の2タイプ、書き替え可能なリライタブル型は100Gバイト/3層の1タイプがあり、BD-HDW70/HDW700はすべてに対応する(→容量倍増のBlu-ray Disc新規格「BDXL」)。4層メディアやリライタブル型はまだ登場していないが、シャープは自社ブランドの100GバイトBDXLメディア「VR-100BR1」(実売5000円)を同時に発売。1層BD-Rの4倍という容量により、「DRモードでも8時間43分、10倍録画モードなら87時間20分が1枚に収まる」(同社)として、大容量の利便性を訴求する。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
Special
PR