内蔵のMEPG-4 AVCトランスコーダーは、最大10倍の長時間録画に対応する新タイプだ。トランスコーダーを2系統搭載しているため、表録/裏録のどちらでも長時間録画が行える。また、2番組同時の長時間録画中でも追いかけ再生やオートチャプターが有効になるマルチタスク性も健在。もちろん2番組同時録画中のBD再生も可能だが、Blu-ray 3D再生時に限り、同時に行える録画は“裏録”のみになるという。Blu-ray 3D再生中に2つめの予約録画が始まる場合、画面に警告を表示した上で2D再生に切り替える仕組みだ。
一方、内蔵チューナーによる2番組同時録画中でもスカパー!HD録画の並行動作が可能。変則的ながらも3番組同時録画が行えるのは大きなメリットといえる。
前面パネル内にあるヘッドフォン端子は、擬似的な5.1chサラウンドを実現する「DOLBY HEADPHONE」(ドルビーヘッドフォン)に対応する。レコーダー内に専用のDSPを搭載しており、ステレオヘッドフォンでサラウンド効果が楽しめる。
ドルビーヘッドフォン自体は接続する機器を選ばないが、同時にリリースされたシャープ初のステレオヘッドフォン「VR-HSA100」「VR-HSB10」では音声回路の特性をBDレコーダーに合わせているため、よりサラウンド感を味わえるという。どちらも3Dグラスとの併用が可能で、専用のヘッドフォンスタンドと6メートルのロングコードが付属するなど、リビングルームでの使用を考慮したパッケージになっている。
BDレコーダー初の機能が、BDレコーダーに内蔵された無線LANアダプターだ。IEEE 802.11n(a/b/g)によるワイヤレス通信で「アクトビラ ビデオ・フル」や「ホームネットワーク」(DLNAサーバ)を利用できる。なお、同機能は出荷状態では利用できず、秋頃をメドに提供されるソフトウェアアップデートによって利用可能になるという。
このほか、AQUOSブルーレイの特長でもある「高画質純録り」や録画済み番組をキーワード検索できる「かんたん番組検索」、CATVセットトップボックスとの連携が可能なi.LINK端子といった機能も従来機から継承した。高画質純録りは、デジタル放送のAAC音声データや番組連動データをまるごと記録するというもの。スポーツ中継の録画を見ながらデータ放送で選手の情報を参照したり、2カ国語放送の番組で再生中に音声を切り替えるといったリアルタイム放送と同じ使い勝手を実現する。
そのほかの主な仕様は下表の通り。
型番 | BD-HDW700 | BD-HDW70 |
---|---|---|
HDD | 2Tバイト | 1Tバイト |
BDXL対応 | ○ | |
Blu-ray 3D対応 | ○ | |
スカパー!HD録画 | ○ | |
DLNAサーバ | ○(動画のみ) | |
入力端子 | 2系統(S端子×2含む) | |
出力端子 | HDMI×2(うち1つは音声専用のサブ出力)、D4、S映像、コンポジット | |
そのほか入出力端子 | i.LINK、LAN、USB | |
無線LAN | ○ | |
外形寸法 | 434(幅)×301(奥行き)×76(高さ)ミリ | 434(幅)×301(奥行き)×67(高さ)ミリ |
重量 | 約5.5キログラム | 約5.4キログラム |
発売日 | 7月30日 | |
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