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シャープ、Blu-ray 3D対応の「AQUOSブルーレイ」2機種無線LAN内蔵

» 2010年05月31日 19時55分 公開
[ITmedia]

 シャープは5月31日、Blu-ray 3Dのディスク再生に対応したBlu-ray Discレコーダー“AQUOSブルーレイ”「BD-HDW700」「BD-HDW70」を発表した。価格はオープンプライスで、7月30日に発売する。店頭価格は、2TバイトHDD内蔵のBD-HDW700が30万円前後、1TバイトのBD-HDW70が20万円前後になる見込みだ。

photo 「BD-HDW700」「BD-HDW70」。上級機らしく、防振設計のキャビネットやオーディオ専用コンデンサー、金メッキ端子、アース付きの3極電源コードといったパーツを使用してる

 3Dに対応したAQUOSブルーレイの上級モデル。機能的には、今年4月に登場した「BD-HDW55/53」にBlu-ray 3D対応や内蔵無線LANユニット、サラウンド音声出力対応のヘッドフォン端子といった機能を追加したかたちで、録画に関する基本機能は踏襲している。例えば、2基の地上/BS/CS110度デジタルチューナーと2系統のMPEG-4 AVCトランスコーダーによる2番組同時の長時間録画(最長10倍)。同時に「スカパー!HD録画」も可能なため、変則的ながらも3番組の同時録画に対応した。

 また2番組同時のAVC録画中でもBD再生や高速ダビングが可能なマルチタスク性も従来機から継承。このほか、CATVのSTB(セットトップボックス)と接続してハイビジョン録画が行えるi.LINK(TS)端子、録画したデジタル放送番組を携帯電話に転送して持ち出せる「高画質 番組持ち歩き」、「AQUOSファミリンクII」などに対応している。

 新機能の内蔵無線LANは、IEEE 802.11nおよびIEEE 802.11a/b/gをサポート。前述のスカパー!HD録画をはじめ、DLNAベースの「ホームネットワーク」機能、「アクトビラ」などをワイヤレスで利用できる。なお、同機能は発売当初は有効になっておらず、後日デジタル放送のダウンロードサービスによるソフトウェアアップデートで対応することになる。

 一方のヘッドフォン端子は、レコーダー側にバーチャルサラウンド回路を備え、ステレオヘッドフォンでも疑似的なサラウンド効果が楽しめるというもの。同時発表のステレオヘッドフォン「VR-HSA100」および「VR-HSB10」は、音声出力回路の特性をAQUOSブルーレイに合わせているため、サラウンド感を強調できるという。

 外形寸法は、両機種とも434(幅)×301(奥行き)×76(高さ)ミリ。重量はBD-HDW700が約5.5キログラム、BD-HDW70は約5.4キログラムとなっている。

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