ITmedia NEWS >

扉を開けると「どうも〜」、冷蔵庫に棲む癒し系グッズ「Fridgeezoo」(フリッジーズー)橘十徳の「自腹ですがなにか?」(1/2 ページ)

» 2011年02月21日 13時16分 公開
[橘十徳,ITmedia]
※本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています

 ソリッドアライアンスが販売している「Firdgeezoo(フリッジーズー)」は、今までにない“冷蔵庫保管型ガジェット”だ。これは一体なんなのか、と問われても一言では説明できない。冷蔵庫に入れるといっても食べ物ではないし、なにかの役に立つ道具というわけでもない。強いて挙げれば心の平穏のためとも言うべきか、これを入れておけば毎日の生活に潤いを与えてくれる、そんなアイテムなのである。

「Firdgeezoo(フリッジーズー)」はシロクマ・ペンギン・セイウチ・アザラシの4種類

 形は牛乳パックを小さくしたようなデザインで、そこには寒い地域に生息する動物の絵が描いてある。これを入れておくと、次に冷蔵庫のドアを開けたときに、小さな動物が元気よく挨拶してくれる。さりげなくこちらの様子を聞いたりもするし、ドアを開けっ放しにすると注意してくれることもある。まるで友人のようなふれあいを楽しめるのだ。

 価格はAmazon.co.jpで税・送料込み1979円。果たしてこれだけのお金を払う価値はあるのかとちょっと購入に悩んだが、殺伐とした今の世の中だからこそ、こういう遊び心も必要なのではないかと購入ボタンを押した。ちなみにこの価格は電池代込みである。

わが家の冷蔵庫にすみついた「Firdgeezoo(シロクマ)」

ラインアップは寒冷地に生息する4種類

 Firdgeezooの紹介サイトを見ると、「地球の温暖化や環境汚染のため、すみかを失くした動物たちが行き着いた場所。それは冷蔵庫だった」というストーリーが書かれている。暑いところの苦手な動物たちが冷蔵庫に逃げてきて、毎日顔を合わせる人間に向けて話し始めた、という設定である。だからFirdgeezooの動物はどれも寒冷地に生息する動物ばかりだ。

 ラインアップは、シロクマ・ペンギン・セイウチ・アザラシの4種類。これらはそれぞれ異なる個性が与えられており、声質や話す内容が違う。まずはシロクマだが、これは「のんびり屋のロマンチスト」で、間延びしたオジサンぽい声だ。ペンギンはテンション高めの関西系のハキハキした声が特長。セイウチは明るい慌てん坊で、牙のせいで少し滑舌が悪い。アザラシは子どもで高音ボイスの持ち主だ。

パッケージにも設定やストーリーが記載されている

 今回は個人的な好みでシロクマを選択した。紹介サイトには動画が載っていて、どのような声を出すのかを確認できるのだが、ペンギンはテンションが高すぎて毎日聞くと疲れそうだし、アザラシの高い声も少し耳障りに感じる。セイウチのキャラは好きだが、デザインがあまり気に入らない。というわけで結局、シロクマになったというわけだ。間の抜けたオジサンぽい声、そして白を基調としたシンプルなデザインがツボにハマった。

後頭部の部分に照度センサーを搭載

 届いたパッケージを見ると、想像以上に小さい。牛乳パックのようなデザインをしているので、てっきりもう少し大きいという先入観があったのだが、実際は手のひらサイズだ。サイズは70(高さ)×40(幅)×40(奥行き)ミリで、重さは42グラムと本当に小さい。

スピーカーの穴は側面、背面にはしっぽ

 デザインは見れば分かる通り、とてもシンプルだが、シロクマの鼻の部分や足の部分は突起になっている。また、上部には耳の絵、そして横面には腕の絵、背面の下には尻尾の絵も描かれている。さらに牛乳パックの口の折りたたまれている部分、つまりシロクマの耳のあたりにスピーカーの穴が見える。

       1|2 次のページへ

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.