シュア・ジャパンは10月11日、カナル型イヤフォンのフラグシップモデル「SE535」に、アジア圏限定の“Special Edition”(型番:SE535LTD-J)を追加すると発表した。価格はオープンプライスで、実売想定価格は5万円を切る程度になる見込みだ。
SE535の真っ赤なハウジングとライトグレーのケーブルがトレードマークの新しいフラグシップモデル。バランスド・アーマチュア型のMicroDriverを3つ(2つのウーファーと1つのツィーター)搭載する構成はそのままに、日本を中心とするアジア圏のユーザーのためにチューニングを施している。
SE535との大きな違いは、ノズルの先端に設けられた周波数フィルターだ。日本人の好む高域の伸びを重視してメッシュ状の周波数フィルターを採用。これにより、再生周波数特性は、SE535が18Hz〜19Hzなのに対し、SE535LTD-Jは18Hz〜19.5kHzと高域側に伸びた。
「アジア人が最高だと感じる音を目指してシュア・ジャパンと米国の開発スタッフがまとめ上げた。プロ向け音響機器を扱う強みを生かし、国内音楽スタジオのマスタリング手法まで(開発者に)伝えてチューニングに役立てている」(シュア・ジャパンの岩崎顕悟取締役)。
もう1つの違いは、ライトグレーのケーブルが「日常使用に最適の長さ」という116センチに少し短くなったこと。もちろん既存モデル同様、スナップ・ロック式の金メッキMMCXコネクターで着脱が可能だ。そのほか主な仕様は下表の通り。
製品型番 | SE535LTD-J |
---|---|
カラー | レッド |
音圧感度 | 119dB |
インピーダンス | 36オーム |
ノイズ減衰量 | 37dB(最大) |
再生周波数帯域 | 18Hz〜19.5kHz |
入力コネクター | ステレオミニプラグ(金メッキ) |
ケーブル | 116センチ着脱式 |
同梱(どうこん)品 | フォーム・イヤーパッド(S、M、L)、ソフト・フレックス・イヤーパッド(S、M、L)、イヤロー・フォーム・イヤーパッド、トリプルフランジ・イヤーパッド、キャリングケース、6.3ミリアダプター、レベルコントローラー、航空機内用アダプター |
発売時期 | 10月下旬〜11月上旬 |
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