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宇宙に思いをはせるプラモデル、バンダイ「1/10 ISS船外活動用宇宙服」橘十徳の「自腹ですが何か?」(1/3 ページ)

» 2011年11月11日 23時01分 公開
[橘十徳,ITmedia]
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 映画「はやぶさ/HAYABUSA」が公開されたり、宇宙をテーマにした特撮テレビ番組「仮面ライダーフォーゼ」が始まったりと、なにかと宇宙に関する話題が多い今日このごろだが、そんなご時世を反映してか面白そうなプラモデルが発売された。バンダイの「1/10 ISS船外活動用宇宙服」である。

バンダイの「1/10 ISS船外活動用宇宙服」

 スペースシャトルやロケット、探査機などのプラモデルは珍しくはないが、宇宙服のプラモデルとはなかなかユニークだ。幼い頃、「スター・ウォーズ」や「宇宙戦艦ヤマト」にハマった世代であるワタクシとしては、やはりメカメカしいものに注目しがちで、宇宙服そのものには今まであまり興味が向かなかった。なんかダボっとした服着てでっかいヘルメット被ってるなあ、というくらいにしか思っていたというのが正直なところだ。

 しかし、こんな立派なプラモが登場するとなると話は別だ。細部をじっくり見ながら組み立てていけば色々な発見があるだろうし、その構造や装備品について学ぶことによって、宇宙がより身近に感じられるかもしれない。そんな期待を込めて購入することにした。

 価格はヨドバシカメラで税込み5040円。ポイントが10%付くとはいえ、プラモデルに払うお金としてはけっこう高めに感じる。買うか否か少し迷ったが、店頭でパッケージを見たら箱絵がカッコよく、かなりグッと来てそのままレジに向かってしまった。

 日頃、塗装などが面倒であまりプラモは作る機会はないのだが、この製品はあらかじめ主要な部分は色が付いており、塗装しなくてもまあまあ見られる仕上がりにはなる。接着剤も不要なので、かなりお気軽に工作に取り組めるのがうれしい。

ヘルメットの上に搭載したLEDライトの点灯も可能

 ただしお気軽に作れるとは言っても、値段が値段だけに部品点数は少なくない。箱を開けるとぎっしりとパーツが詰まっており、1日くらいでパッと作ろうと思うとかなりしんどい。まあ忙しい人は何日かかけてじっくりと作るのがいいと思う。ワタクシの場合は1日目に頭と胴体、2日目に左右の脚、3日目に両腕、4日目に土台、5日にシール貼りと、5日間に分けて作り上げた。

頭部のパーツだけ肌色になっている(左)。LSSや腕のパーツ(中)。LEDライトと電池ボックス(右)

ジョイント部に使う黒いパーツ(左)。金色のパーツはヘルメットバイザー(中)。ミッションごとにさまざまなステッカーが同梱(どうこん)されている(右)

 ちなみにこのキットにはLEDライトもセットされおり、ヘルメットの上から照らせるようになっている。説明書を見ると最初にこのLEDの点灯テストを行うように書いてある。テストはLEDライトのコネクターを電池ボックスにつないでスイッチを入れるだけだ。電池はボタン電池を3個使用。あらかじめ電池ボックスの中にセットされており、絶縁フィルムを引きだせばすぐに使える。

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