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“超”を付けたくなる高解像度でリアルな音楽再生、オーテク「ATH-CK100PRO」野村ケンジの「ぶらんにゅ〜AV Review」(1/2 ページ)

» 2011年12月01日 19時02分 公開
[野村ケンジ,ITmedia]
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 ヘッドフォンからテレビ、ホームシアターまで、さまざまなジャンルの数多あるAV系新製品のなかから注目の新製品をピックアップし、いち早いレビューをお送りしていく「野村ケンジのぶらんにゅ〜AV Review」。今回はオーディオテクニカが投入したカナル型イヤフォンのフラッグシップモデル「ATH-CK100PRO」のレビューをお届けしよう。

オーディオテクニカ「ATH-CK100PRO」は、バランスド・アーマチュア型のドライバーを3つ搭載したインナーイヤーヘッドフォンだ。価格は6万3000円

 カナル型イヤフォンに関しては、低価格モデルから高級モデルまで、幅広い、しかもバリエーションに富んだラインアップを取りそろえているオーディオテクニカ。そのフラッグシップモデルとして、今回新たにATH-CK100PROがデビューした。こちらは事実上「ATH-CK100」の後継といえるモデルだが、一新されたのはデザインばかりでなく、その中身も(そして価格的にも)まったくの別物といえる存在に仕上げられているのが興味深い。

 例えばドライバーに関しては、バランスドアーマチュアが3基搭載されている点は同じであるものの、先代が中高域用2+低域用1だったのに対して、新モデルでは低域/中域/高域用ドライバーを1つずつ搭載。新設計パッシブネットワークを介した、3Wayシステムとなっている。また導管(耳側の出口)には「ACOUSTIC HORN」と呼ぶホーン形状を採用して、よりダイレクトなサウンドを実現しているという。

ドライバーの配置。低域/中域/高域用ドライバーを各1つ搭載した3Wayとなった

 加えて、余計な振動を排除するチタン製ハウジングの採用や、人の体温で柔らかくなり耳の内側に圧迫感なく密着する「コンプライ社製イヤピース」を付属するなど、フラッグシップにふさわしい、随所にこだわりが反映されているのも注目ポイントだ。

パッケージ

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